アメリカの「管理職の基本」を学ぶ マネジメントの教科書 page 4/10
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4 第1部?マネジメントの基礎的スキルを学ぶ1|マネジャーの8つの役割 マネジャーの主な責任は、他の人々を介して仕事をやり遂げることです。マネジャーは、単独で仕事をやり遂げても、成功したとは評価されません。....
4 第1部?マネジメントの基礎的スキルを学ぶ1|マネジャーの8つの役割 マネジャーの主な責任は、他の人々を介して仕事をやり遂げることです。マネジャーは、単独で仕事をやり遂げても、成功したとは評価されません。マネジャーたるもの、直属の部下と接し、人々の力をまとめて、部門や組織のゴール(到達点)を実現させなくてはなりません。 他の人々を介して結果を出すための基礎となるのは、部下のニーズを把握し、彼らの能力を育てて活用する力です。そのためには、多くの顔を持つ必要があります。それらの役割をどれだけうまくこなせるかが、マネジャーとしての有能さを決めます。 マネジャーの守備範囲に含まれる主な役割は8つあります。1 リーダー 物事の全体像を捉え、ミッションやゴールを見据えたうえで日々必要なことを検討する。組織が向かっていく先を判断し、戦略的に方向性を考えながら前進していく。リーダーには、組織がビジョンを実現できるよう説得の能力が求められる。また、組織の枠を超えて人間関係を築き、組織の評価(レピュテーション)を維持する。2 ディレクター 問題を明確にし、解決策を導き出すよう取り組む。計画策定や目標設定のスキルを用いて権限委譲すべき事柄を判断し、各人に仕事の範囲、業務内容、課題をしっかりと理解させる。3 コントリビューター(貢献者) 課題や仕事に注力し、自身が成果を出すだけでなく、他の人々をやる気にさせて、組織の生産性を最大化する。4 コーチ(指南役) 協調性、理解力、こまやかな気遣い、近づきやすさ、オープンさ、公平さを心がけ、思いやりと共感力を大切にしながら人材育成に当たる。