アメリカの「管理職の基本」を学ぶ マネジメントの教科書

アメリカの「管理職の基本」を学ぶ マネジメントの教科書 page 5/10

電子ブックを開く

このページは アメリカの「管理職の基本」を学ぶ マネジメントの教科書 の電子ブックに掲載されている5ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
第1章?マネジメント入門55 ファシリテーター(まとめ役) 組織の総合力を養い、結束力やチームワークを築き、人間関係のごたごたや軋轢に対処する。6 オブザーバー(監視役) 常に人々の行動や人間関係に目を配り....

第1章?マネジメント入門55 ファシリテーター(まとめ役) 組織の総合力を養い、結束力やチームワークを築き、人間関係のごたごたや軋轢に対処する。6 オブザーバー(監視役) 常に人々の行動や人間関係に目を配り、部下がそれぞれの目標を達成しているかどうかを判断し、部門としてゴールに到達していることを確認する。また、チームに知らせるべき重要事項を理解し、情報過多にならないようにする責任も負っている。7 イノベーター(革新者) 適合と変化を促進していく。変化する環境に注意を向け、組織に影響を及ぼす傾向を見極めたうえで、組織の成功に必要な変化を決定する。8 オーガナイザー(主催者) 職務計画を策定するほか、業務や体制を組み立てる責任も負う。さらに、技術的なニーズ、人材の調整、危機対応などにより、確実に業務が完了するようにフォローアップする。 以上、8つの役割の説明に出てきたキーワードや主要概念を参考にしながら、マネジャーの務めをきちんと果たすために、どのようなスキルを習得すればよいかを明らかにしていきましょう。 最初に考えたいのが、マネジャーがすべての役割を上手にこなし、幅広いマネジメントスキルを発揮する基盤となる、好ましい環境についてです。マネジャーに求められる広範な役割は、実際の職場環境でどのように果たされるのでしょうか。ここでは、アメリカ政府向けの市場で事業を展開する大手コンピュータ会社の部門を例にとって見ていきます。〈 〉内はマネジャーが果たす役割を示しています。Case マイケル・マルトゥッチは、大手多国籍コンピュータ会社のワシントンD.C.支社のマーケティングディレクターに就任した。政府に自