アメリカの「管理職の基本」を学ぶ　マネジメントの教科書 page 8/10

このページは アメリカの「管理職の基本」を学ぶ　マネジメントの教科書 の電子ブックに掲載されている8ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要：
8 第1部?マネジメントの基礎的スキルを学ぶ　しかし彼は、教育用プログラムを作成するチームに対して、創造力を駆使して、もっと自由な提案をしてもらうやり方を選んだ。必要なときのみ指示的スタイルをとることにし....

8 第1部?マネジメントの基礎的スキルを学ぶ　しかし彼は、教育用プログラムを作成するチームに対して、創造力を駆使して、もっと自由な提案をしてもらうやり方を選んだ。必要なときのみ指示的スタイルをとることにして、どんなときに、どの程度まで革新性や個人の裁量が認められるかをはっきりと示したのである。意欲を引き出す環境づくり　健全な人間関係を生み出す職場環境には、いくつかの重要な特徴があります。● 一緒に働く人々が、その仕事をやり遂げることに対して明確な期待を持っている。部下やそのマネジャーが、目の前の課題に関するビジョンを共有している。● その仕事を遂行するための知識、スキル、意欲がチームにある。マネジャーは部下が決断するための言動に気を配っている。● 個人のニーズや動機づけ要因について、マネジャーが配慮している。● 業績向上のために個人的にコーチングが受けられる。● 同僚やチームが効果的なかたちで一緒に働き、プロジェクトで協力し合うことができる。　望ましい環境をつくれば、マネジャーは他の人々を介して結果を出すことがはるかに楽になります。目指すべきは、意欲が湧いてくる望ましい状況をつくり、担当部門が確実に成果を出せるようにすることです。かつての同僚（現在の部下）との関係が悪かったり、上司の期待を十分に理解していないようでは、そうした環境づくりを行うことは困難です。　新任マネジャーにとって最も難しいのは、部下となったかつての同僚が力関係の変化に不満を持っているケースです。そういう場合は、客観的かつ公平な姿勢で与えられたキャリア上の機会を最大限に活用することに注力し、自分が紛れもなくその職務の最適候補だと上司が考えていることを確認しましょう。