ブルー・オーシャン戦略 page 10/10
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ブルー・オーシャン戦略とは?第Ⅰ部26企業や産業ではなく、「戦略の打ち手」を分析単位にすえる では、レッド・オーシャンでの血なまぐさい競争から抜け出すには、どうすればよいのだろうか。ブルー・オーシャンを....
ブルー・オーシャン戦略とは?第Ⅰ部26企業や産業ではなく、「戦略の打ち手」を分析単位にすえる では、レッド・オーシャンでの血なまぐさい競争から抜け出すには、どうすればよいのだろうか。ブルー・オーシャンを生み出す方法は何か。ブルー・オーシャンを切り開いて、好業績を保つための体系的なアプローチはあるのだろうか。 答えを探るために、筆者たちは手始めとして、そもそも何を分析単位にすえるかを決めることにした。ビジネス分野の文献は一般に、企業を分析単位として好業績の要因を探ろうとしている。さまざまな企業が独自の戦略、事業オペレーション、組織などを武器に、利益を上げながら力強い成長を遂げる様子は、人々を驚嘆させてきた。だが、筆者たちのここでの問いかけは、「絶えず他社をしのぎながら、何度となくブルー・オーシャンを切り開ける、永遠の000『エクセレント・カンパニー』『ビジョナリー・カンパニー』は存在するのだろうか」というものである。 たとえばIn Search of Excellence(邦訳『エクセレント・カンパニー』大前研一訳、講談社、復刊・英治出版)やBuilt to Last(邦訳『ビジョナリー・カンパニー』山岡洋一訳、日経BP社)を考えてみたい(13)。かのベストセラー『エクセレント・カンパニー』が世に出たのはおよそ二〇年前だが、出版から二年も経たないうちに、この本で取り上げられた「エクセレント・カンパニー」の多くが変調をきたし、やがて忘れられていった。具体的にはアタリ、チーズブラーポンズ、データ・ジェネラル、フラワー、ナショナル・セミコンダクターなどである。Managing on the Edge(邦訳『逆説のマネジメ