ブルー・オーシャン戦略

ブルー・オーシャン戦略 page 4/10

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ブルー・オーシャン戦略とは?第Ⅰ部20そうという試み00をやめることなのだ。 シルクの偉業について、その本質を理解するためには、「赤レツド・オーシヤンい海」と「青ブルー・オーシヤンい海」からなる市場を思い....

ブルー・オーシャン戦略とは?第Ⅰ部20そうという試み00をやめることなのだ。 シルクの偉業について、その本質を理解するためには、「赤レツド・オーシヤンい海」と「青ブルー・オーシヤンい海」からなる市場を思い描くとよい。レッド・オーシャンは今日の産業すべてを表す。つまり、既知の市場空間である。かたやブルー・オーシャンとは、いまはまだ生まれていない市場、未知の市場空間すべてをさす。 レッド・オーシャンでは各産業の境界はすでに引かれていて、誰もがそれを受け入れている。競争のルールも広く知られており(1)、各社ともライバルをしのいで、限られたパイのうちできるだけ多くを奪い取ろうとする。競争相手が増えるにつれて、利益や成長の見通しは厳しくなっていく。製品のコモディティ化が進み、競争が激しさを極めるため、レッド・オーシャンは赤い血潮に染まっていく。 対照的に、ブルー・オーシャンは市場として未開拓であるため、企業は新たに需要を掘り起こそうとする。利益の伸びにもおおいに期待が持てる。ブルー・オーシャンの中には、これまでの産業の枠組みを超えて、その外に新しく創造されるものもあるが、大多数はレッド・オーシャンの延長として、つまり既存の産業を拡張することによって生み出される。シルク・ドゥ・ソレイユも後者の事例に属する。ブルー・オーシャンでは競争は成り立たない。なぜなら、ルールが決まっていないのだから。 レッド・オーシャンでは、絶えずうまく泳ぎつづけることが、いい換えればライバル企業との競い合いに勝ちつづけることが重要である。レッド・オーシャンはつねに重要であるし、ビジネスの世界からけっして消えてなくなりはしないだろう。ただし、たいていの業界では供給が需要を上回ってい