ブルー・オーシャン戦略

ブルー・オーシャン戦略 page 5/10

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第1章?ブルー・オーシャンを生み出す21るため、各社は縮小傾向の市場でシェア争いをせざるをえないのだが、それだけでは好業績を保てない(2)。企業はレッド・オーシャンでの競争に明け暮れるだけでなく、新たな利....

第1章?ブルー・オーシャンを生み出す21るため、各社は縮小傾向の市場でシェア争いをせざるをえないのだが、それだけでは好業績を保てない(2)。企業はレッド・オーシャンでの競争に明け暮れるだけでなく、新たな利益機会と売上機会をつかみ取るために、ブルー・オーシャンを切り開いていかなくてはならないのだ。 だが残念ながら、ブルー・オーシャンについては海図など存在しない。ここ二五年間というもの、戦略研究は主として、レッド・オーシャンでの競争に焦点を当ててきた(3)。このため、レッド・オーシャンでいかにうまく競争を展開すべきかについては、十分な理解が得られているだろう。既存業界の経済構造をどう分析すればよいか。低コスト・差別化・フォーカスといった戦略のどれを選ぶべきか。競合他社との比較はどうするのか……。ブルー・オーシャンをめぐる議論も皆無ではないが(4)、そもそもブルー・オーシャンをいかに創造すべきかという点については、実用的な指針はほとんどないのが現状である。ブルー・オーシャンを生み出すための分析枠組みや、リスクを効果的にマネジメントするための方法論などがないため、経営者やマネジャーたちのあいだには、ブルー・オーシャンを切り開きたいとの思いはあっても、現実に戦略として追求するにはやはりリスクが大きすぎた。そこで本書では、ブルー・オーシャンを追い求め、つかみ取るための実践的な枠組みと分析法を示していく。ブルー・オーシャンをたゆまず切り開いていく「ブルー・オーシャン」という言葉自体は聞き慣れないだろうが、新しい市場はいつの時代にも存在