ブックタイトル公務員試験合格の王道 畑中敦子の数的処理 過去問攻略編
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公務員試験合格の王道 畑中敦子の数的処理 過去問攻略編
まず、約数の個数の求め方から確認します。ある整数X の約数の個数は、X を素因数分解して、X = pm × qn ×…と表せるとき、その指数m,n,…にそれぞれ1を加えた数の積、つまり、(m+1)×(n+ 1)…で求められます(基本編p.41 参照)。たとえば、360 の約数の個数は、360 = 23 × 32 × 5 より、(3 + 1)×(2 + 1)×(1 + 1)= 24(個)のようになりますね。これより、本問のa の約数の個数を考えます。a の約数は5 個ですから、a を素因数分解して、(指数+ 1)をかけた値が5 となるわけですが、5 は素数ですから「1 × 5」以外の積の形には表せません。そうすると、2 つ以上の(指数+ 1)の積にはなりませんから、a は素因数分解したとき、a = pm という形になり、m + 1 = 5 より、m = 4 ですから、a = p4 と表せることがわかります。すなわち、a はある素数を4 乗した数ですが、条件より2 桁の整数なので、これを満たす数を探すと、24 = 16,34 = 81 の2 通りが考えられます。これより、この2 通りについて、a を3 倍した数の約数の個数を考えると、次のようになります。ステップ1ステップ2ステップ31 章 整数問題問題 2ある2 桁の正の整数a の約数の個数は、1 とa とその他3 個の計5 個である。この整数を3 倍して3 a とすると、約数の個数は3 a の1 個が増えるだけで、全部で6 個となる。a の一の位と十の位の数の差はいくらか。1. 3 2. 4 3. 5 4. 6 5. 7地方上級 2011 年「指数」は1 以上の整数ですから、これらに1 を加えた数は2以上になります。5