ブックタイトル研修開発入門

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概要

研修開発入門

16ことであり、そのための学習を促進すること」であるとされています1 1。ここの定義において、私たちは「学習を促進すること」が人材育成の手段であることを把握しますが、それ以前に、注目するべき部分があります。「学習を促進すること」はあくまで「手段」であって、「目的」ではないということです。 それでは、その「目的」とは何でしょうか。それは「組織の戦略達成」「組織・事業の存続」に他なりません。要するに、企業における人材育成で最も大切なことは、組織の戦略達成や事業存続などを通して「企業の経営活動に資すること」なのです2 2。 よって、人材育成を語るときには、さまざまな施策が、どのように「企業の戦略達成」「組織・事業の存続」──企業の経営活動に資するのか──につい1 戦略的人的資源開発論における人材育成の詳細な定義に関して、最もよく引用されるのは下記の書籍からの定義です。Fombrun, C. J. Tichy, N. M. and Devanna, M. A. (1984)Strategic Human ResourceManagement. Wiley2 戦略達成や経営に資する人事・人材育成のあり方については、下記の書籍をおすすめします。Christensen, R.(著)梅津祐良(訳)(2008)『戦略人事マネジャー』生産性出版Ulrich, D.(著)梅津祐良(訳)(1997)『MBAの人材戦略』日本能率協会マネジメントセンターUlrich, D.(著)梅津祐良(訳)(2010)『人事大変革』生産性出版学習は手段であり、目的は戦略達成である