ブックタイトルフリーランス・個人事業の青色申告スタートブック[改訂4版]

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概要

フリーランス・個人事業の青色申告スタートブック[改訂4版]

26個人事業主は「確定申告」で税務署に税額を申告する サラリーマンと個人事業主では「税金の納め方」が異なります。 サラリーマンは、給与にかかる税額を会社が計算し、給与から天引きして納めてくれます。 一方、個人事業主は、自らの手で1  年間の「所得」(32 ページ)を割り出し、税額も自分で計算して、税務署に報告します。これが「確定申告」です。そして、その申告内容にもとづき、所得税は3月15日までに、消費税は3月31日までに納めます。「納める税金の種類」も、サラリーマンと個人事業主では異なります。個人事業主が納める税金は、左ページのように全部で5つありますが、このうち売上にかかる「消費税」と、事務所や店舗を構えている都道府県に納める「事業税」は、個人事業主ならではの税金です。 5つの税金の中で、確定申告が必要なのは、「所得税」と「消費税」の2つだけです。残りの3つの税金については、自ら算出する必要はありません。都道府県や市区町村が、確定申告で判明した所得税などの額をもとに計算し、納付額を通知してくるからです。 サラリーマンであれば、無条件に給与から税金を天引きされてしまいますが、個人事業主は税額を自分で計算するため、工夫次第で節税が可能です。そして、その際に大きな力を発揮するのが「青色申告」なのです。サラリーマンと個人事業主では税金の納め方は違うの?個人事業主に「給与」はない!!会社と違い個人事業では、事業用の資金と生活費が混在しがちです。そのため「事業のお金」と「自分の給与」といった分け方はせず、「事業の儲け」=「個人事業主の所得」とみなします。すなわち、仕入代金や従業員の給与などの経費を差し引いた事業の利益すべてが、実質的な事業主の給与(=所得)であり、事業が赤字なら、事業主の所得もマイナスとなるのです。ここに注目!ここが違う01