ブックタイトルフリーランス・個人事業の青色申告スタートブック[改訂4版]

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概要

フリーランス・個人事業の青色申告スタートブック[改訂4版]

28確定申告の方法には大きく3種類ある「青色申告」とは何でしょう。青色申告とは、確定申告の方法の一つです。個人事業主になると、「確定申告しなければならない」ということは知っていても、申告方法に3種類あることを知らない人は意外に多いものです。 確定申告には、まず大きく「白色申告」と「青色申告」の2つがあります(「白」や「青」は、かって使用していた用紙の色に由来してつけられた名前です)。 さらに、青色申告には「10 万円控除」と「65 万円控除」の2つがあります。 合わせて3種類ある申告方法の違いは、帳簿のつけ方と数、そして、所得から差し引ける控除額にあります。青色申告65万円控除が節税効果は断然おトク!「控除額」というとピンとこないかもしれませんが、早い話が一定の条件を満たすことで「所得」から差し引ける「割引」のことです。税額は所得をもとに計算されるので、所得から差し引ける控除額が大きいほど、税金は安くなります。 白色申告の場合、以前は所得が300万円以下の人は、帳簿をつける必要はありませんでした。ところが、平成26年1月からすべての白色申告者に対して、記帳(=帳簿つけ)が義務づけられることになりました。その結果、「青色申告より簡単」という白色申告のメリットはなくなり、青色申告10万円控除と同じ手間で、控除額などの〝特典?だけが受けられなくなるというプラス材料のない制度となってしまいました。 これに対し、青色申告の場合、10万円控除では、白色申告と同じお小遣い帳感覚でつけられる簡単な帳簿つけを、65万円控除では、正規の簿記(仕訳)のルールにそった形で7種類前後の帳簿をつけて決算書を作成すると、それぞれ10 万円、65万円の控除を受けられるのです。青色申告と白色申告では税額にどれくらい差が出るの?ここが違う02