ブックタイトルメガバンク管理職だった僕が気づいた お金と宇宙の不思議な法則

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メガバンク管理職だった僕が気づいた お金と宇宙の不思議な法則

19第1章 銀行で気づいたお金の正体も現金で支給する企業が多かったこともあり、それこそ毎日のように出入りする数百万円から数千万円超の現金を数えることが、出納係の日課でした。入金伝票に記入されている数字と現金が間違いなく合っているかを厳しくチェックし、支払伝票に記入されている数字と同じ金額を間違いなく袋詰めして、確実にお渡ししなければなりません。企業側で発生しがちな数え間違いをすぐ発見して対処しなければならないし、当然ながら行員の不正など許されません。そんなこともあって出納係の事務スペースは、その当時、鉄てつ格ごう子しに囲まれた檻おりで仕切られていました。出納係以外の行員は、どんな上位職だろうと入室を禁止されていました。当日、銀行の窓口を閉めて勘定を合わせ、仮に現金が合わないとなると、すべては出納係の責任となるのです。現在は紙幣整理機や自動硬貨巻き機などという、お金を数えて帯おび封ふうで整せい封ふう(一〇〇枚単位)してくれる便利な機械が導入されていますが、当時は手作業でした。一〇〇〇円札も一万円札も一〇〇枚単位で封をかけ、硬貨も一〇〇枚単位で巻き上げます。一〇〇枚単位のお札が一〇束たばできると、大封ふう紙しと呼ばれる太い帯でくくります。一万円札なら一〇〇〇万円の大束ができ上がるのです。