ブックタイトル大学図鑑!2016
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大学図鑑!2016
33関東私大A 早稲田大学『ワセクラ』と『マイルストーン』 両ミニコミの学部紹介や教授評価特集は、独断と偏見に満ち満ちているものの、現役早大生たちの実感が盛り沢山。読み物としても人気だが、講義選びなどの際に実用的に使われている。英字新聞会のザ・ワセダガーディアンが年刊で発行している大学紹介本『早稲田魂』も、エロ方面に暴走する学部紹介で人気。早稲田関連の各種ミニコミ誌はキャンパス近辺の書店でも売られているので、大学見学の折にこれらを購入してみてはいかがだろう。他学部科目も他大講義も 早稲田大学には、各学部ごとに他学部の学生でも履習可能な「オープン科目」が数多く設置されており、必修などの時間とバッティングしなければ、ある程度自由に学部を飛び越えた履修ができる。また、学習院大学、日本女子大学、立教大学、東京女子医科大学、武蔵野美術大学など多くの大学短大間で単位互換制度の協定を結んでいる。利用している早大生はそんなにいないが、「早稲田でも学べない学問」はいっぱいあるのでキャンパス外でも勉強してみよう。文学部の17コース哲学、東洋哲学、心理学、社会学、教育学、日本語日本文学、中国語中国文学、英文学、フランス語フランス文学、ドイツ語ドイツ文学、ロシア語ロシア文学、演劇映像、美術史、日本史、アジア史、西洋史、考古学フリーマガジン「xett」 文化構想学部の表象・メディア論系では、学生が企画・編集をするフリーマガジンxettを年1回刊行している。将来、出版・マスコミを志望する学生にとっては、記事の執筆や編集を経験できる場として役立ちそうだ。くないヤツが多い学部」という声がある一方で、NGOなどの学外活動に積極的な「自分を持っているヤツが多い」とも。●法学部 司法・法律専門職、企業・渉外法務、国際・公共政策という3つの主専攻がある。他の学問領域を学びたい人向けには副専攻制度もある。試験対策のために、大多数が法学勉強サークル(法サー)に所属する。教授陣のやる気も高い。 単位取りは試験の出題内容の詳細が学内掲示板に貼り出されるので対策は立てやすい。だが、学生気質は「マジメ」で、他学部に比べるとガリガリ勉強している率が高い。卒業生の約20%が法科大学院(他大含む)に進学。「選択科目が減って法律科目が増えた。法曹志望にはいいかも」。なお、2014年度新司法試験の大学院別合格者数ではトップの座を獲得した。 法学部棟の新8号館は地上12階地下2階。法廷教室や学生ラウンジ、AVホールなどを備え、屋上緑化もやってたりして、とても立派。●商学部 2014年度入学者からカリキュラムが変更。それまでの4つの学問分野を再編し、経営、会計、マーケティング・国際ビジネス、金融・保険、経済、産業の6トラック制を導入した。政経か法学部に落ちて入ってくる学生が多いことから、自己卑下的に自分たちを「バカ商」「チャラ商」と呼ぶ。 学生気質は「軽い」「遊んでいる」。春学期と秋学期の2セメスター制を導入しており、試験勉強で忙しくなる時期が他学部生と違うため、そのように思われがちな部分もある。実際は中間テストもあって、なかなか忙しい。「外見はチャラいが中身はまじめ。他学部に比べ単位取りが大変。むしろ政経の方が楽でチャラい」との声も。資格取りは盛んで、公認会計士を目指す学生多数。●文学部 かつての第一文学部と第二文学部が再編されて、2007年に「文学部」と「文化構想学部」が誕生した。正式には、文学部の前身が第一文学部で文化構想学部の前身が第二文学部、というわけではない。ただ、カリキュラムの構成などから、学内でも学外からも、そういうニュアンスで見られがち。 文学部は「伝統と先進を併せ持つ17コース」で構成される(欄外)。昔と同様、多彩なキャラクターの学生が集まっている。「文学部で勉強したいことがはっきりしている人は文学部でよいけど、目的がぼんやりしている人はいろんなものに手を出せる文化構想学部がおすすめ。自分もそうだった