ブックタイトル大学図鑑!2017

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概要

大学図鑑!2017

33関東私大A 早稲田大学ミニコミ誌『マイルストーン』 学部紹介や教授評価特集は、独断と偏見に満ち満ちているものの、現役早大生たちの実感が盛り沢山。読み物としても人気だが、講義選びなどの際に実用的に使われている。英字新聞会のザ・ワセダガーディアンが年刊で発行している大学紹介本『早稲田魂』も、エロ方面に暴走する学部紹介で人気。早稲田関連の各種ミニコミ誌はキャンパス近辺の書店でも売られているので、大学見学の折にこれらを購入してみてはいかがだろう。転部制度が充実 早稲田大学はいわゆる「一般教養科目」がなく、1年次から専門科目を学ぶため、「入学はしてみたものの、選んだ学問に興味が湧かない」場合はかなりつらい状況となる。そのせいか、転部・転科する人も多く、制度も整っているとのこと。入学前から転部狙いはどうかと思うが、興味のある方は調べてみてもいいかも。文学部の17コース哲学、東洋哲学、心理学、社会学、教育学、日本語日本文学、中国語中国文学、英文学、フランス語フランス文学、ドイツ語ドイツ文学、ロシア語ロシア文学、演劇映像、美術史、日本史、アジア史、西洋史、考古学フリーマガジン「xett」 文化構想学部の表象・メディア論系では、学生が企画・編集するフリーマガジンxettを年1回刊行している。出版・マスコミを志望する学生にとっては、記事の執筆や編集を経験できる場として役立ちそうだ。するが、「大教室の授業が多く、思っていたほど授業は刺激的じゃない」という学部生評も。学生については、「面白くないヤツが多い学部」という声がある一方で、NGOなどの学外活動に積極的な「自分を持っているヤツが多い」とも。●法学部 司法・法律専門職、企業・渉外法務、国際・公共政策という3つの主専攻がある。他の学問領域を学びたい人向けには副専攻制度もある。試験対策のために、大多数が法学勉強サークル(法サー)に所属する。教授陣のやる気も高い。 単位取りは試験の出題内容の詳細が学内掲示板に貼り出されるので対策は立てやすい。だが、学生気質は「マジメ」で、他学部に比べるとガリガリ勉強している率が高い。卒業生の約20%が法科大学院(他大含む)に進学。「選択科目が減って法律科目が増えた。法曹志望にはいいかも」。2014年度新司法試験の大学院別合格者数ではトップの座を獲得した。 法学部棟の新8号館は地上12階地下2階。法廷教室や学生ラウンジ、AVホールなどを備え、屋上緑化もやってたりして、とても立派。●商学部 2014年度入学者からカリキュラムが変更。それまでの4つの学問分野を再編し、経営、会計、マーケティング・国際ビジネス、金融・保険、経済、産業の6トラック制を導入した。政経か法学部に落ちて入ってくる学生が多いことから、自己卑下的に自分たちを「バカ商」「チャラ商」と呼ぶ。 学生気質は「軽い」「遊んでいる」。春学期と秋学期の2セメスター制を導入しており、試験勉強で忙しくなる時期が他学部生と違うため、そのように思われがちな部分もある。実際は中間テストもあって、なかなか忙しい。「外見はチャラいが中身はまじめ。他学部に比べ単位取りが大変」「チャラ商と言われるのは最初だけ。すぐに『商は大変だね』と同情される」との声も。資格取りは盛んで、公認会計士をめざす学生多数。●文学部 かつての第一文学部と第二文学部が再編されて、2007年に「文学部」と「文化構想学部」が誕生した。 文学部は「伝統と先進を併せ持つ17コース」で構成される(欄外)。昔と同様、多彩なキャラクターの学生が集まっている。「文学部で勉強したいことがはっきりしている人は文学部でよいけど、目的がぼんやりしている人はいろんなものに手を出せる文化構想学部がおすすめ」(文学部生)。文化構想学部とのブリッジ科目が多数あり、取れる講義の大半は