ブックタイトル新・よくわかるISO環境法【改訂第11版】

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概要

新・よくわかるISO環境法【改訂第11版】

●ISO14001と法律との関係 31共通の細分箇条タイトル及び基本的な要求事項(共通テキスト)は、ISO9001:2015、ISO27001:2013情報セキュリティーMS、ISO22301:2012事業継続MSや現在審議中の労働安全衛生MSなど、すべてのマネジメントシステム規格(MSS)で共通化された。 その要求事項の中で、規格特有のテーマは追加できるルールになっている。ISO14001:2015の構造を示した図1の中の緑字の細分箇条がEMS独自のテーマに該当する。②戦略的な環境マネジメントシステムへの転換・組織全体として、経営戦略的に「内外の課題(4.1)」と「利害関係者のニーズ及び期待(4.2)」を高いレベルで決定する。・「著しい環境側面(6.1.2)」と環境側面に関する「順守義務(6.1.3)」を決定する。・以上の要求事項を考慮して「リスク及び機会(6.1)」を特定し、取組みの計画策定(6.1.4)を高いレベルで行う。・事業戦略と整合し、事業プロセスに統合してPDCAを回す。(5.1)・組織と環境の双方にとって有益な「EMSの意図した成果」の創出を目指す。(5.1)③リスク及び機会の決定(新しい要求事項) 組織の外部・内部の課題と利害関係者の要求事項及びEMSの適用範囲を考慮し、著しい環境側面及び順守義務に関連する「リスク及び機会」を決定する。(6.1.1)④トップマネジメントのリーダーシップ及びコミットメントに対する責任の強化・環境方針及び環境目的を確立し、組織の戦略的方向性及び組織の状況と両立させる。この箇条ではトップ自ISO9001:2015その他のマネジメントシステム規格と章立て等が共通となったHSL:High LevelStructureMSS:managementSystem Standard箇条4.1、4.2、6.1.4は、経営的視点で経営者層が決めるもの「順守義務」は2004年版の「法的要求事項及びその他の要求事項」と内容は同じと考えてよい「リスク及び機会」は用語の定義3.2.11に「潜在的で有害な影響(脅威)及び潜在的で有益な影響(機会)」とある意図した成果:箇条1記載・環境パフォーマンス向上・順守義務への適合・環境目標の達成など「リスク」と「機会」は、「不確かさの影響(eff ect)」と「行動すべきとき(time)」という別の概念、との提起もされたが、用語の定義に置き換えるのが無難戦略的思考で本来業務との統合を目指すことがポイント・トップのリーダーシップが今まで以上に求められる・トップはEMSの有効性に説明責任を負う