ブックタイトル絶対内定2018 自己分析とキャリアデザインの描き方

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概要

絶対内定2018 自己分析とキャリアデザインの描き方

ることを忘れるな。もう一つのアプローチを紹介する。誰かのある面を「嫌だ」と感じたら、「何で、その人のその面が嫌になったのだろう」とも考えてみよ。その人のヒストリーを、できれば生い立ちから考えてみよ。できることなら調べてみよ。きみには想像もできない苦労を重ねている可能性が100パーセントに限りなく近くあるはずだ。その苦労を経て、今の彼が成立しているその過程に、彼はきみにはないものすごいものを培っているはずなのだ。人のせいにしたくなったら、その時きみは「自分が受け身ちゃんに成り下がっていること」に気づこう。「自分が関わっている以上は面白くするのだ」、その姿勢で向かってほしい。「あいつは嫌なヤツだ」「あいつは大したことないヤツだ」あるいは「興味がない」と感じたら、嫌なヤツで大したことないヤツなのは、実はきみなのかもしれないのだ。その人は、きみが気づいていないかもしれないきみの弱い部分を高い水準で持っている、きみの先生たる人でもあるのだ。そういう姿勢を持った上で、責めるべき時は堂々と責め、許すべきでないものは堂々と許さず、であるべきだと僕は考える。自分のためだけでなく全体のためにも。なめられるわけにはいかないのだ。他人をリスペクトするとは、実感を伴わない表面的な心の持ちようのお話ではないのだ。相手のいいところ、素敵なところが確実に「見えて」、だからこそ心からの本音として他人をリスペクトできる大きな人であってほしい。「勝ち組」「負け組」などという言葉が横行し、経営・ビジネスの枠を超えて、序列をつける風潮が当たり前のようになりつつある昨今だが、自分のほうが上だと思っている人は間違いなく、まだ見えていないのだ。58