ブックタイトル会計事務所と会社の経理がクラウド会計を使いこなす本

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会計事務所と会社の経理がクラウド会計を使いこなす本

33CHAPTER213クラウド会計で会計事務所と経理部の仕事はこう変わる!この利便性を会計処理で享受できるのが、クラウド会計です。クラウドは「メンテナンス」がラクソフトウェアのアップデートやデータベースのメンテナンスは、基本的にクラウドサービスの提供会社が実施するため、自社で行なう必要がありません。さらに、複数の拠点から複数の人間が同時に最新のデータを見て編集することが可能です。業務効率化という観点からも、非常に有効なサービスです。ただし、インターネット上のサービスである以上、セキュリティ面のリスクをゼロにはできなかったり、ソフトウェアを自社向けにカスタマイズできる範囲が狭かったりと、懸念すべき点もゼロではありません。しかし、金融機関のシステム構築・運用に長年携わったプロフェッショナルがシステム構築を行なっているなど、サービス提供各社は安全性のアピールに余念がありません(36ページ参照)。自社に合ったカスタマイズについても、とりわけ本書で解説する「MFクラウド会計」においては、実用に十分耐えられるレベルでカスタマイズできます。今後、あらゆるサービスがクラウド化し、当たり前のように我々の生活に溶け込んでいくことは、ほぼ間違いないでしょう。本書における「クラウド会計」の定義現在、個人事業主や企業で利用されている会計ソフトの中で、一番有名なソフトは、おそらく「弥生会計」でしょう。弥生会計は、個人事業主から中小規模の会社まで幅広く使用されています。それに伴って、会計事務所でも利用されているケースが多いと思います。一方、会計事務所向けのソフトウェアとしては、会計ソフトと税務申告ソフトの両方の機能を兼ね備えたものとして、TKCやJDL、ICSの各社が提供するソフトウェアが、シェアの高いものとして挙げられます。本書における「クラウド会計」とは、インターネットにアクセスし、IDとパスワードを入力すれば、どんな端末からでもログインできるサービスを指します。ログインするにあたって、リモートオペレーショ