ブックタイトル会計事務所と会社の経理がクラウド会計を使いこなす本

概要

会計事務所と会社の経理がクラウド会計を使いこなす本

38最高水準の安全性が担保されている一般的にクラウドに対しては、ここまで紹介してきた「便利さ」よりも、「セキュリティ面の不安」を最初に訴える人は多く、その不安が、クラウド導入を妨げる1つの要因になっていると言えます。結論から言えば、我々の想像以上に強固なセキュリティシステムが採用されており、心配する必要のないレベルだと言えるでしょう。そもそも、安全面での信頼性はクラウドサービス提供にあたっての大前提となるため、サービス提供各社は、セキュリティ対策を最重要事項に位置付けています。マネーフォワード社のホームページの記載を引用すれば、最高水準の暗号方式「2048bit」のEV-SSL証明書を採用し、利用者から預かるデータと銀行などの認証情報は異なるサーバに暗号化して保存し、アクセスについては制限を設けることで厳重な管理・運用を行なっています。また、その安全管理において第三者認証機構より認定を受けており、TRUSTeマークおよびISO27001（ISMS）の認証を取得している、とあります。また、利用者がいつも使用している環境と異なる環境からのアクセスがあった際には「二段階認証」を採用しています。二段階認証時には、・すべてのクラウドサービス提供各社が高い水準の安全性を実現・金融機関でセキュリティ構築をしていたメンバーを迎え入れ、安全性を強化している会社もある・自動的にデータがバックアップされる・クラウド会計上で他のサービスと連携する場合のみ注意が必要データの安全性やバックアップデータは担保されているの？ 03S E C T I O NCHAPTER1 クラウド会計で会計事務所と経理部の仕事はこう変わる！ANSWER