ブックタイトル新・よくわかるISO環境法【改訂第12版】

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概要

新・よくわかるISO環境法【改訂第12版】

●ISO14001と法律 71「強み-弱み」「脅威-機会」等の課題を決定するいわゆる経営分析のレベルと考えればよい。 課題を特定する方法の例としては、経営分析に使われるSWOT分析、PEST(LE)分析、3C分析なども考えられる。 課題の決定に際して、「組織から影響を受ける又は組織に影響を与える可能性がある環境状態を含めること」も重要である。特に、組織に影響を与える環境状況というのは、異常気象による浸水や停電による操業停止のように、外部要因による環境上の脅威や機会も想定することを求めている。4.2 利害関係者のニーズ及び期待の理解 組織は,次の事項を決定しなければならない。a)環境マネジメントシステムに関連する利害関係者b)それらの利害関係者の,関連するニーズ及び期待PESTLEP:Political factorsE:Economic factorsS:Social factorsT:TechnologicalfactorsL:Legal factorsE:Environmentalfactors3CCustomer 市場・顧客Competitor 競合Company 自社・PESTLEの各項目を意識しながら、それぞれの組織に見合った内容にすることが重要・組織の各機能ごとの代表を集めたブレインストーミング方式も有用KeyPoint課題決定に際し、組織からだけでなく、組織に影響を与える可能性のある環境状況を含めること例えば、異常気象による事業への影響等KeyPoint自社の強み(Strength)・現有の製品では技術力がある・省エネ技術力は高い・公害防止技術に関しては強い・熟練者が多い・ユーザーからの信頼度は高い・営業力は強い・資金には余裕がある自社の弱み(Weakness)・新製品開発能力が弱い・最新のIT技術に弱い・若い人が集まらない・知名度が低い・利益率が下がっている・設備が老朽化している・コンプライアンス対応力弱い機会(Opportunities)・原油安は有利・景気回復の兆しがある・省エネ規制に当社製品は有利・地球温暖化は当社製品に有利・新素材利用による新製品開発・東京オリンピック脅威(Threats)・円高に弱い・価格競争が激化している・少子化、老齢化・サイバー攻撃・異常気象による洪水、停電等 に起因する操業ストップ・製品中の化学物質規制・法規制、利害関係者の要求の 厳しさ内部要因外部要因図2 SWOT分析のマトリックスの例・新規導入された要求事項・ニーズ(needs):求めていること