ブックタイトルいちばんわかりやすい確定申告の書き方

ページ
2/10

このページは いちばんわかりやすい確定申告の書き方 の電子ブックに掲載されている2ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

いちばんわかりやすい確定申告の書き方

121-1準 備申告に必要な書類と申告書を用意しよう●確定申告は書類収集から始まる 確定申告とは、1年間(1月1日~12月31日)に所得のあった人が、所得税を「申告納税」する、また所得税を納め過ぎている場合は「還付申告」することです。 確定申告は必ずしなければならない人とそうでない人、また必ずする必要はなくても申告することで税金が戻ってくる人がいます(「巻頭とじ込み」参照)。 申告にあたっては、内容によって、源泉徴収票や控除証明書、領収書など申告書以外の書類が必要です。この中には、確定申告の時期が近づくと、各機関から郵送されてくるものもあります。 たとえば、例年10月頃になると保険会社などから契約者に「控除証明書」が送られてきます。また、給与所得者には12月に、公的年金受給者には翌年1月に「源泉徴収票」が交付されます。 一方、医療費の領収書(医療費控除を受ける場合)や必要経費の領収書などは個人の管理になるので、紛失しないように気をつけましょう。 また、住宅ローン控除を受ける場合、登記事項証明書や住宅ローンの年末残高証明書など、自ら取り寄せたりしなければならない書類があります。 申告書は税務署から入手します。「直接もらいに行く」ほか、「郵送してもらう」「国税庁のホームページ(http://www.nta.go.jp/)からダウンロードする」こともできます。  申告書を作成したら必要書類とともに管轄の税務署へ提出します(24ページ参照)。通常の確定申告の提出期間は、例年2月 16日?3月 15日です。税金が戻ってくる還付申告では、1月1日以降5年間は申告を受け付けてくれます。 なお、通常の確定申告では、提出期限を過ぎてしまうと「延滞税」や「加算税」が課せられてしまう場合もあるので期限は厳守してください。 申告後、納税額が決定したら期限内に税金を納めます。税金が戻ってくる場合には、申告書に記載した振込口座に還付金が振り込まれます(26ページ参照)。申告書以外の必要書類は普段から集めておく確定申告と還付申告の提出期間は異なる 申告書には、「申告書A」「申告書B」「第三表(分離課税用)」の3種類があります。 申告書AはおもにサラリーマンやOL、公的年金や個人年金を受給している人、申告書Bは個人事業主や不動産賃貸収入のある人、第三表(分離課税用)は不動産や株式を売ったり、退職金をもらったりした人用のものです。 また、申告の内容によっては、別途、専用の計算書が必要なものもあります。 住宅ローン控除を受ける場合は「(特定増改築等)住宅借入金等特別控除額の計算明細書」、上場株式等の売却による損失を繰り越す場合は「確定申告書付表(上場株式等に係る譲渡損失の損益通算及び繰越控除用)」などです。事前に確認を。申告する所得や目的によって、申告書の様式は異なるC H E C K !確定申告には、さまざまな書類が必要です。いつどんな書類が送付・交付されるかを知り、きちんと保管しておきましょう。ポイント