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概要

創価学会と共産党

38ていた。労働組合や日本共産党系の団体ら約4万人の群衆の中に、学会のシンボルである三色旗を掲げたグループがいた。 埼玉県から駆け付けた河嶋暁久は、約30年前に折伏を受けた学会員だ。貧困問題に取り組んでいたが、公明党が生活保護基準の引き下げに賛成したことに疑問を感じた。自公政権への抗議行動に参加し続ける河嶋は「学会も公明も今の執行部がおかしい」と憤る。 創価大OBの竹原弘樹は「創価大学有志の会」を立ち上げ、池田の「理念」に従い、安保関連法の反対署名を募る。約2000筆が集まり、学会員から「勇気ある行動に感謝」との声が寄せられた。官僚集団と化したカリスマ不在の創価学会 17年7月に施行された、「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ改正組織犯罪処罰法をめぐっても、創価学会を支持母体とする公明党が法案に賛成したことに対し、学会員の疑念が噴出した。 学会の初代会長・牧口常三郎は戦時中、治安維持法により逮捕され、獄死している。学会員の間では「平成の治安維持法といわれる共謀罪法を認めるわけにはいかない」との声は根