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概要

大学図鑑!2019

544対1の少人数英語 語学を頑張りたい学生向けに“Tutorial English”という講座が用意されている。学生4人の超少人数で能力別・目的別にクラスが編成される。1年次に必修科目として指定している学部もある。難易度は学部で違う。「社学はゆるく、政経は教師によって違い、法はかなり厳しい」そうだ。中国版「チュートリアル中国語」コースもある。英語の講義の評判 各学部必修の英語では、単純な座学ではなく、スピーキングやヒアリング能力を伸ばそうとする講義が増えた。しかし、学生に感想を聞いてみると「『英語に触れてみよう』って感じで小・中学校の授業っぽい。単語・文法は抜けてく一方で不安」(基幹理工学部)、「2人1組で英語でフリートークをして、一定時間が来たら会話の相手を変えるんだけど、その間、先生はずっとPCをいじってるだけ。教室の後ろの方の人たちは、ずっと日本語でしゃべってる」(文化構想学部)。一方で、国際教養学部の英語授業は高評価の声が多く、学部や講師によって、ずいぶん講義の質には差があるようだ。学生会館 かつてサークル部屋は各校舎に点在していたのだが、戸山キャンパスの巨大な学生会館(地上11階、地下2階)に集められた。館内にはコンビニも入っており、夜の10時まで開放。年間3000円で利用できる地下2階のトレーニングセンターの評判は上々だ。が、各部室はホテルのようなカード式の出入りシステムで、密室感が強い。つの専修課程からなる教育学専攻と、小学校教員免許が取得できる初等教育学専攻があるが、卒業後に教員になる人は1割もいない。国語国文学科と英語英文学科は、言語学にも重きを置いている。●社会科学部 政治学、経済学、法学、商学など、社会科学の分野を中心に横断的に学ぶ。人文科学や自然科学も一応扱う。「社会学部」と間違いやすいが、社会学を専門にするところではない。 みんながみんな勉学に目的意識があって入ったかといえば、決してそんなことはない。出席を取らない授業が多く、社学生は学内にいないことも多い。入試に関してはマークシート式で、難易度が高い(当たらない)ので、「ロト6」とあだ名される。学問領域の広さゆえに、「自由すぎて、なにが学びたいか分からないまま卒業していく人間が多い」とも。●国際教養学部 英語をはじめとした語学を重視し、既存の学問体系にとらわれない学際的な学部をめざしている。研究対象は、哲学から物理学、経営学から芸術学までごった煮状態。 授業はすべて英語で行われ、1年間の留学は必修。学生の3人に1人は外国人留学生で、日本人の一般入学生のうち7割ほどが帰国子女。海外経験の少ない一般学生は「純ジャパ」と呼ばれる。見た目では日本人(おそらくアジア人)同士が英語で会話を交わし合い、かと思えばバリバリな西洋人が日本語の練習をしていたりと、独特な光景があちこちで広がっている。他学部生からは、「11号館のラウンジで、国教生たちがバースデーパーティーやカジノをしていてびっくりした」という声も。●基幹理工学部 数学科、応用数理学科、情報理工学科、機械科学・航空学科、電子物理システム学科、表現工学科、情報通信学科の7学科。3つの理工学部の中では最も数学色が強い学部。1年次は「学系Ⅰ~Ⅲ」があり、数学、物理学、情報などを学び、2年次に学科選択があり、専門分野を決定するシステム。新設の情報通信学科では「情報システム分野」「通信ネットワーク分野」「メディア・コンテンツ分野」という3つの分野で情報通信工学を学ぶ。機械科学・航空学は、基幹理工の中では授業数もレポート数も多く、3年生になると毎週実験が行われ、そのつどレポートを要求される。●創造理工学部 建築学科、総合機械工学科、経営システム工学科、社会環境工学科、環境資源工学科の5学科と、それらを横断する社