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概要

大学図鑑!2019

53関東私大A 早稲田大学ミニコミ誌『マイルストーン』 学部紹介や教授評価特集は、独断と偏見に満ち満ちているものの、現役早大生たちの実感が盛りだくさん。読み物としても人気だが、講義選びなどの際に実用的に使われている。英字新聞会のザ・ワセダガーディアンが年刊で発行している大学紹介本『早稲田魂』も、エロ方面に暴走する学部紹介で人気。各種留学プログラム 早稲田大学は世界90国・地域の772大学・機関と協定を結び、長期・短期の複数のプログラムで学部生の留学を後押ししている。留学に関わる奨学金なども多数用意されていて、留学センターが丁寧に相談に乗ってくれるのもうれしい。転部制度が充実 早稲田大学はいわゆる「一般教養科目」がなく、1年次から専門科目を学ぶため、「入学はしてみたものの、選んだ学問に興味が湧かない」場合はかなりつらい状況となる。そのせいか、転部・転科する人も多く、制度も整っているとのこと。入学前から転部狙いはどうかと思うが、興味のある方は調べてみてもいいかも。文学部の18コース哲学、東洋哲学、心理学、社会学、教育学、日本語日本文学、中国語中国文学、英文学、フランス語フランス文学、ドイツ語ドイツ文学、ロシア語ロシア文学、演劇映像、美術史、日本史、アジア史、西洋史、考古学、中東・イスラーム研究(2017年新設)●商学部 経営、会計、マーケティング・国際ビジネス、金融・保険、経済、産業の6トラック制で、2年次の秋に各自のトラックを決定する。政経か法学部に落ちて入ってくる学生が多いことから、自己卑下的に自分たちを「バカ商」「チャラ商」と呼ぶ。学生気質は「軽い」「遊んでいる」。しかも、6月に2日間「商学部デー」という学部独自の休日があって、「学校公認でサボりなんてうらやましい」と嫉妬の目で見られている。春学期と秋学期の2セメスター制を導入しており、中間試験・期末試験があるため、実は、他学部より忙しいのではないかという見方もある。●文学部 かつての第一文学部と第二文学部が再編されて、2007年に「文学部」と「文化構想学部」が誕生した。 文学部は18コースで構成される(欄外)。通称、「あそ文」「あそ文学」。昔と同様、多彩なキャラクターの学生が集まっている。「勉強したいことがはっきりしている人は文学部でいいけど、目的がぼんやりしている人はいろんなものに手を出せる文化構想学部がおすすめ」(文学部生)。文化構想学部とのブリッジ科目が多数あり、取れる講義の大半は同じ。●文化構想学部 そんなわけで、こちらの文化構想学部は、何となく「二文の生まれ変わり」的なポジション。通称、「あそ文構」。他学部からは変わり者が多いと言われており、本人たちも変人と呼ばれると大喜び。6論系22のプログラムがある。 6つの論系は、多元文化論系、複合文化論系、表象・メディア論系、文芸・ジャーナリズム論系、現代人間論系、社会構築論系。文学部が縦断的な学びなら、文化構想学部は横断的な学びのカリキュラムとなっている。文構には、「面白い授業が多い」という意見がよく聞かれる。作家やジャーナリストなど、誰もが知っている有名人が教鞭を執る授業はやはり大人気。ほかにも、性を哲学的に理解するという名目のもとアダルト動画を鑑賞する講義や、先生が人形への愛と解釈を語る講義が注目されている。●教育学部 教育、国語国文、英語英文、社会、理学、数学、複合文化の計7学科を有する。いい意味で“面白バカ”が多く、唐突にヒッチハイクの旅に出るヤツ、富士山に半袖とビーチサンダルで登頂するヤツとネタには事欠かない学部。学部棟がキャンパスの奥地にあるので「早稲田のチベット」と呼ばれることも。教育学科には教育学、生涯教育学、教育心理学の3