ブックタイトル週刊ダイヤモンド15年10月17日号

ページ
5/6

このページは 週刊ダイヤモンド15年10月17日号 の電子ブックに掲載されている5ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

週刊ダイヤモンド15年10月17日号

特集「読書」を極める!ョナル)などが面白そうだ。 平積みにされている本を見ると、今、世の中で何がはやっているかがよく分かる。春画関連の本が多いのは言わずもがな。そうそう、塗り絵がブームなんですよねと眺めていると「あらー」と思わず声が出てしまった。ひときわ美しい一冊を見つけたからだ。『ファンタス(1参照)がそれ。大判のページに、街を描いた線画が並ぶ。ボクは、大人こそイマジネーションを刺激される絵本を読むべきと思っているのだが、この本は、実にそれにふさわしい塗り絵本である。アマゾンでは魅力が分からなかったであろうこの本、購入決定。 続いて、演芸のコーナーへ。歌舞伎の棚に自著があるのを確認した直後、(2参照)が目に飛び込んできた。ボクはちょいと粋で乙な都々逸や川柳が大好きだ。それを人生に役立てようという著者・柳家紫文師匠の心意気に感銘し、ページを開くと「こうしてこうすりゃこうなるものと知りつつこうしてこうなった」と見つけ、うれしくなって購入決定。今、若い人の間でも歌舞伎や落語といった古典芸能への興味が高まっているようなので、次は都々逸やもしれぬ。 没後評価が急上昇した三谷一馬による図版が豊富な江(中央公論新社)などを歴史のコーナーで一通りチェックし、宗教のコーナーへ。普段はあまりここへは来ないのだが団妄想とカルト症候(明石書店)に食指が動く。それに、気になっている本があるのだ。それがれていたか?(3参照)。知的好奇心をそそるタイトルだが、ここだけを見ると、陰謀論に満ちたトンデモ本のようでもある。ただ、出版社が文藝春秋なので信用してもよさそうだ。テーマによってはどの出版社からの本なのかが、購入を大きく左右するポイント。430ページを超えるこの大著を秋の読書の楽しみとしたい。 続いて、レジ前を通ってサイエンスのコーナーへ。と思ったのだが、通路脇で展開されている白水社のフェアの前で足が止まる。やはり、白水社の本は装丁が美しい。ボクはキンドルでもかなり本を買うが、ここまで美しい本は紙で買って本棚に並べたい。 白水社の歴史物はアントニー・ビーヴァーの??(上・中・下)や、(上・下)、独ソ「史上最大車戦の実相などたくさん持っているが、それでも、へえ、こんな面白そうな本が出ていたのかという発見がある。 1冊を手に取り、奥付(発行日などが記されている、主に最終ページ)を見ると2005年の本であった。書店では基本的に、新しティック・シティ』『人生に役立つ都々逸読『欧『コーランには本当は『第二次世界大戦1939????45』『ク『クルスクリミア戦争』の戦い1943 の戦」』群』米社会の集何が書か』『新編 戸本』見世屋図聚』31 *本の価格は全て本体価格です『ファンタスティック・シティ』スティーブ・マクドナルドクロニクルブックス・ジャパン2015年9月19日 1500円『人生に役立つ都々逸読本』柳家紫文海竜社 2015年7月7日1500円12