ブックタイトル週刊ダイヤモンド15年11月28日号

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概要

週刊ダイヤモンド15年11月28日号

特集最新!上場1500社の「正しい株価」資家が多かった。 一方で、「あのとき株を売って利益を確定させておけばよかった」。そんな後悔の気持ちにとらわれている投資家も多い。 精密機械の商社を退職し、今は横浜市に暮らす65歳の重田智さん(仮名)もその一人だ。重田さんは退職金2000万円のほとんどを投資につぎ込んでいる。 8月に株価が急落する前には30%もの含み益があり、「売ろうかな」と迷っていた。しかし、できなかった。 個人投資家の中には、8月の急落以降、チャンスだと考え果敢に攻めたケースも多いが、売買に制約のある鈴木さんにはそれができない。ただただ、神に祈るような気持ちで、相場の回復を待つよりほかなかったという。 インターネットで投資情報のサイト「ダントツ投資研究所」を開設し人気を集める個人投資家の夕凪さん(ネット上の名前)も、8月の株価急落当初、損を出してしまったという。1億円以上の資産を運用する夕凪さんは、一瞬で10%も資産を減らしてしまった。 しかし、そこで取った夕凪さんの行動は、さすがというしかない。「(11月4日の)郵政グループ3社の上場までは、株価の乱高下が収まらないと判断して、取引をやめて沖縄旅行に行きました」。目先の出来事に慌てず、落ち着いてじっと待つ道を選んだのだ。 読み通り、11月初旬の郵政3社の上場以降、相場は落ち着きを見せ始めている。一時は1割も減少していた夕凪さんの資産も、8月の急落前の水準に戻った。 前述の鈴木さんも、幸か不幸か乱高下相場で動けなかったことで、含み損は解消できた。 今回の取材では、このように11月に入って損を取り戻した個人投16,00017,00018,00019,00020,00021,000(円)慣れない手法で焦った!!8月以降の乱高下相場での山本さんの投資3 5 7 11 13 17 19 21 25 27 31 2 4 8 10 14 16 18 25 29 1 5 7 9 14 16 20 22 26 28 302015年8月9月10月8月24日前週末比895円安の1万8540円に!!9月29日前日比714円安の1万6930円に!!焦ってしまい上がると買い、下がると売るで100万円の損!!ここで一気に500万円投入今は投資を300万~400万円に抑え十数万円の含み損日経平均Illustration by Yuuki NaraY00008518,50019,00019,50020,000(円)郵政グループ上場で潮目が変わった?11月の日経平均日経平均AFP=時事2015年5日 9日 11日 13日 17日11月2日11月4日郵政3社上場29 週刊ダイヤモンド 2015/11/28