ブックタイトル週刊ダイヤモンド15年12月5日号

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概要

週刊ダイヤモンド15年12月5日号

Special Feature 本人って天気の話が好きすよね昼すぎに渋谷雨が降りそうとか、洗傘を持って殊かなかいないですよね。 そして、日本は山が多く国土が海に囲まれた災害大国です。防災意識がこれほど高い国民もまた珍しいと思います。 それなのに、毎日刻々と変わる気象情報の背景には、実は長年にわたる気候の変動があって、地球が温暖化していて││とお伝えしても、いまひとつ反応が鈍くなってしまいます。天気から気候変動という言葉に変わった途端に、何か自分たちからは遠いことのような感じがするのでしょうね。 でも、事実は違います。気候変動は、遠い世界で起こっていることではなくて、私たちの生活にリ背 実際に、近年、私たちの命を脅が増え 気象キャスターの仕事に就いてれでもか、「観測史上最大の?」とか、仰々しい枕ことばが付いた現象に触れる機会が増えました。 ちなみに、気象庁では「30年に1回以下で発生する現象」のことを異常気象と呼んでいます。そういう意味では、近年、異常気象よりもさらに珍しい極端現象が頻発している、といえるかもしれません。何十年に1度という言葉の重みを実感してほしいと思います。 この9月に発生した関東・東北豪雨は記憶に新しいですよね。台風18号の影響による大雨で、台風そのものから遠く離れた鬼怒川の堤防が決壊するなど甚大な被害に遭いました。関東育ちの私でも経A、私たちの生活に大きな影響が  あるからです。 例えば……   命を脅かす異常気象が増える  日本の四季が奪われる  実は、温暖化対策は生活の質を向上させる?123RFで。で濯物が干せそうとか、いった方がいいとか││。身近で役に立つ気象情報については、のほか詳しい。世界を見回しても、ここまで天気に詳しい国民ってなアルに影響を及ぼします。目をけてはいられないテーマなのです。かすかもしれない異常気象ています。まだ8年目なのですが、そ毎年のように、「数十年に1度」と日週刊ダイヤモンド 2015/12/05 28Q、井田さん、なぜ気候変動が大きな問題なのですか?NHK「ニュースウオッチ9」気象キャスター● 井田寛子地球が暴れはじめた近年の異常現象頻発に不安を覚えている人も少なくないだろう。気候変動の何が問題なのか、気象キャスターの井田寛子さんに解説してもらおう。1Part