ブックタイトル週刊ダイヤモンド16年2月27日号

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概要

週刊ダイヤモンド16年2月27日号

特集為替と通貨の新常識顕在化してきた。中国と原油安という二大リスクを超える米国の景気後退 そこで、本誌は上図の通り、ドル円相場を揺さぶる国内外のリスク要因を新六大リスクとしてまとめた。 昨年来、この六大リスクに絡む景気指標が発表されるたびに、ドル円相場は乱高下を繰り返した。これらは時に共振し、時に連鎖する形で、密接に絡み合いながら相場を激しく動揺させる。 昨年までは、中国の景気減速と原油安が二大リスクだったが、それを超える相場のかく乱要因が急浮上してきた。米国の景気鈍化である。世界最大の経済大国の地盤沈下は、投資家心理を急速に冷やすため、ドル円相場に与える影響は計り知れない。 米国が本格的に景気後退局面入りすれば、リスクを嫌ったマネーが日本に押し寄せ、歴史的な円高水準を記録するかもしれない。 アベノミクスを契機として始まった円安局面は、いよいよ終わりを迎えるのか。本特集では、激変する為替の世界の新常識を徹底解明する。パート1円相場への影 46485052545658602014年 15 162014年15 1620406080100120*トムソン・ロイターの資料を基に大和証券作成2014年 15 166.06.16.26.36.46.56.66.76.8元高・ドル安?元安・ドル高?人民元/ドル(オフショア)(目盛反転)ISM非製造業指数ISM製造業指数WTI原油価格(元/ドル)(ドル/バレル)1241221201181161141121101231211191171151131112015年12月16年1月(円/ドル)景気指標が鈍化米国が景気後退局面入りするリスクが浮上。追加利上げが強行されると円買い圧力が強まる可能性   詳しくは40ページ米国の減速と利上げ中国の減速と元安投機筋が人民元安を見越して大量に元を空売り。中国当局が元の切り下げに動けば、円高圧力となる  詳しくは41ページオフショア人民元の対ドル相場 円高襲来ドル円相場の推移円相場を揺さ 原油価格の低迷原油の供給過剰で価格が低迷したことで、投資家がリスクオフの円買いを進め、円高が進展。産油国が減産すれば円安効果ありWTI原油価格の推移オイルマネーが逆流大きい31 週刊ダイヤモンド 2016/02/27