ブックタイトル週刊ダイヤモンド16年3月19日号

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概要

週刊ダイヤモンド16年3月19日号

Special Feature の4月から医療の値段が変わる。例えば、紹介状を持たないで大病院を受診すると、初診で5000円以上、再診で2500円以上を追加料金として支払うことになる。 この事実、あなたは知っているだろうか。 医療サービスの公定価格に当たる診療報酬は、原則2年に1回見直される。全体の改定率は政府が、個々の単価はその範囲内で厚生労働相の諮問機関である中央社会保険医療協議会が審議し、厚労相が決定する。 2016年度改定の全容が明らかになったタイミングで、本誌は医療従事者向け会員サイト「m3.com」(エムスリー)と共同で緊急アンケートを実施した。医療を受ける一般人と医療現場で働く医師の双方に、診療報酬改定と医療制度改革への本音を問うものだ。 アンケート結果では、紹介状を持たずに大病院を受診すると初診時や再診時に患者が追加料金を支払うことを、一般人の3割がまだ知らなかった。 この施策の狙いは、大病院は高度で専門的な診療に専念し、軽度で日常的な診療は「かかりつけ医」が担うという役割分担を進めることだ。では、国の思惑通りに*2013年度は実績見込み 出所:厚生労働省051015202530354045 (兆円)1985 90 95 2000 02 04 06 08 10 12年度0246810(%)12■国の医療費(左目盛)    国民の負担の対国民所得比(右目盛)??薬の無駄遣いの抑制10後発薬の普及促進解禁医師&一般人 緊急アンケートどこまでガマンできる?~診療報酬改定と医療制度改革へのホンネ~概要:2016年度診療報酬改定が決まったことを受け、「週刊ダイヤモンド」と医療従事者向け会員サイト「m3.com」のコラボレーション企画として、一般人と医師に医療に関する緊急アンケートを実施した調査対象:ダイヤモンド・オンライン会員(有効回答者数419人)と「m3.com」の医師会員(有効回答者数1838人)調査期間:2016年2月19日から23日まで(「m3.com」は20日から)?「紹介状なし」での大病院受診は、初診で5000円以上、再診で2500円以上を患者が追加負担?服用薬を一元管理する「かかりつけ薬剤師」の報酬増?在宅医療専門の診療所開設を解禁?実績や体制の整った「かかりつけ医」の報酬増?重症者に高度な医療を行う病院の報酬増?入院料が高い重症者向け病院の要件を厳格化?薬を出すだけの大型「門前薬局」の報酬引き下げ?医師が処方する湿布薬を1回70枚までに制限?患者の無駄な服用薬を減らした医療機関や薬剤師に報酬10後発薬の価格を新薬の原則5割に引き下げ診療報酬改定の十大ポイント【医療の機能分化と地域強化】背景には医療費の高騰がある【医療費の削減】調査概要大病院から「かかりつけ医」へと変わる医療体制図解?「かかりつけ薬剤師」の普及?在宅医療専門の診療所開設を解禁?「かかりつけ医」の普及患者紹介?大病院受診での 負担増?薬を出すだけの 薬局は淘汰薬局患者在宅医療専門診療所診療所大病院地域の医療機関大型門前薬局?高度医療に専念?重症者向け病院の削減××国の医療費と国民の負担率の推移共同アンケートの結果と記事はhttps://www.m3.comでも読める!こ週刊ダイヤモンド 2016/03/19 34