ブックタイトル週刊ダイヤモンド16年3月26日号

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週刊ダイヤモンド16年3月26日号

Special Feature しかし、あまり知られていないが、それ以外にも幾つかの分野で都市間競争が繰り広げられている。例えばその一つが、牛肉や豚肉、鶏肉などと共に調査されている「その他の生鮮肉」である。 ここ10年の都市別ランキングを見ると、その他の生鮮肉の購入額で、札幌市と熊本市が1、2位争いをしていることが分かる。これは、札幌はジンギスカンに代表される羊肉、熊本は馬刺しとして食べられる馬肉であろうことは想像 木県宇都宮市と静岡県浜松市、どっちが日本一のギョーザの街か──。毎年、総務省の家計調査(年報)が発表になるたび、話題になる対決だ。 家計調査とは、国民生活の実態を把握し、個人消費の動向などを分析するための資料として、総務省統計局が実施・提供している統計調査である。全国168市町村、約9000世帯から調査世帯が選ばれ、収入・支出について詳細な家計簿を付けてもらうことで集計されている。 特に家計支出に関しては、食品ならどんな食材を何グラム、幾らで購入したか。衣服なら誰が着るものをいつ買ったか、外食は中華か和食か……など、調査は詳細にわたる(39㌻コラム参照)。 調査結果は、地域別では都道府県庁所在地と政令指定都市のデータが公表される。主な都市での消費実態が明らかになるわけだ。 1月29日に公表された昨年1年間の調査結果によると、1世帯当たりのギョーザ購入額は浜松市が4646円で1位、宇都宮市が3981円で2位となった。栃週刊ダイヤモンド 2016/03/26 36「その他の生鮮肉」の消費地として、人知れず(?)トップ争いを繰り広げる、ジンギスカンの札幌と馬刺しの熊本アフロPIXTA1月末に発表された最新の「家計調査(年報)」。ここPrologue最新家計調査を斬る!では「食」に的を絞り、各都道府県庁所在地と政令指定都市の生活実態を探ってみた。意外な、または納得の食事情が浮かび上がってくる。