ブックタイトル週刊ダイヤモンド16年4月30日・5月7日合併特大号

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概要

週刊ダイヤモンド16年4月30日・5月7日合併特大号

Special Feature 度、子供の大学受験のために教育ローンを組むことになりました。老後の資産ですか? そんなことまで考える余裕はありませんよ」 高年収で知られる金融マンとして、日夜活躍している金田幸一さん(仮名、45歳)。世帯年収が1000万円を軽く超えるにもかかわらず、その表情はさえない。 なにせ、受験を控えた子供が2人いる。しかも金田さん自身、仕事は朝が早く帰りも遅い。休日もゴルフとあって、家族と過ごす時間は限られている。飲み会や外食などの浪費癖もつき、気付けば財布が空になるというありさまだ。金田さんが「こんなに苦しいとはなぁ」とこぼすのも無理はないだろう。 そもそも、厚生労働省の国民生活基礎調査によれば、世帯年収の平均は529万円であり、1000万円以上の高年収世帯は、全世帯の1割程度しかない。にもかかわらず、皆がうらやむ生活を送れているかというと、必ずしもそうではなさそうだ。「高年収の金持ちだとしても、お金の使い方を間違えれば、幸せとはいえない。逆に平均的な年収の庶民でも、幸せだと思う人は少なくないのではないか」週刊ダイヤモンド 2016/04/30・05/07 合併号 34調査概要/概要:2016年3月下旬、クロス・マーケティングの協力を得て、全国4900人にお金に関するオンラインアンケートを実施 調査対象:世帯年収を300万円未満、300万円台、400万円台…1400万円台、1500万円以上と14階級に分け、それぞれ350人ずつ、合計4900人から回答を集めた。その際、対象が首都圏に偏らないように、350人のうち半数を東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県の4都県の住民、残り半数をその他の地域の住民とした「今分かった愚  者  の分かれ道