ブックタイトル週刊ダイヤモンド16年9月24日号

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概要

週刊ダイヤモンド16年9月24日号

(万人) かつてないにぎわいを見せる歌舞伎座歌舞伎座の観客動員数・興行収入の推移020406080100120140160第四期歌舞伎座さよなら公演観客動員数(左目盛) 興行収入(右目盛)2006年度 07 08 09 10 *2006~09年度は3月~翌年2月の12カ月間、10年度は3~4月の2カ月間のみ、13年度以降は4月~翌年3月の12カ月間特集歌舞伎に誘う億円と絶好調だ。 こうした状況に、歌舞伎関係者の表情は一様に明るいが、それも無理はない話。というのもここ数年、人気を支えてきた歌舞伎俳優が相次いでこの世を去っており、歌舞伎界は危機感を強めていたからだ。 そうしたタイミングで再開場を迎え一息ついた形だが、リニューアル効果がいつまでも続くわけではないこと、そして今の状態に安住して何もしなければ、再び危機的な状況に陥ってしまうことを歌舞伎関係者らは承知している。何度もそうした危機に陥ってきた過去があるからだ。 そのため歌舞伎界では今、中堅から若手の歌舞伎俳優が中心となって、さまざまなことにチャレンジしている。第一幕では、「伝統力」「革新力」「人材力」という三つのキーワードを軸に、彼らの取り組みを紹介していくことにする。 その取り組みは、歌舞伎の〝地殻変動〟といっても過言ではないほど斬新だ。だが、決して奇をてらったものではなく、次世代に活況な歌舞伎を引き継ぐために、今やるべきことをやっているのだ。 まずは、来月、八代目中村芝翫を襲名する中村橋之助のインタビューからご覧いただこう。29 週刊ダイヤモンド 2016/09/24