ブックタイトル週刊ダイヤモンド16年10月15日号

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週刊ダイヤモンド16年10月15日号

Special Feature 都市北区鷹峯町。金閣の北側にある広大な敷地で、ある一つのプロジェクトが進行している。「アマン京都」構想││。 業界の革命児で知られるアマンリゾーツ(本社はロンドン)が、京都でのリゾートホテル建設に向けて動き始めていることが分かった。ある関係者によれば、「すでに建築許可は下りており」、計画は最終段階に入っているという。 実現すれば、2014年12月開業のアマン東京、今年3月開業のアマネムに続き、日本では3軒目ということになる。 この構想が最初に明らかになったのは、今から10年も前のことだ。当時、まだアマンの経営には、伝説の創業者として知られるエイドリアン・ゼッカCEOがいた。親日派のゼッカ氏は、アマン京都(予定地にある日本庭園を生かした設計になることから、社内では「アマンニワ」と呼ばれていた)の実現に並々ならぬ情熱を燃やしていたようだ。当初の予定通り08年の開業となれば、日本で最初のアマンリゾートになるはずだった。 だが、二つの意味において、アマン京都構想は頓挫したかのように見えた。 一つ目は、経営の問題である。その後、ゼッカ氏は株主などによって経営から追放されている。 さらに厄介なことに、経営を引き継いだロシア人のウラジスラフ・ドロニン氏と米国人のオマール・アマナット氏が経営戦略をめぐって対立し、訴訟に発展した。 訴訟はドロニン氏優勢で決着したようだが、当初ゼッカ氏はアマ10年ぶりに幻の構想が復活!「アマン京都」建設計画の全貌後進国の再挑戦1Part京都駅からタクシーラグジュアリーなリゾートホテルの〝代名詞?アマンリゾーツが、京都と北海道でホテル建設を狙っている。外資の上陸ラッシュが続く中、ニッポンのリゾートは進化できるのか。で30分。北区鷹峯町の「アマン京都」の建設予定地。10年越しで計画が動きだした京*魅力アイコン、宿泊料金の見方については35ページ参照Fusako Asashima週刊ダイヤモンド 2016/10/15 28