ブックタイトル週刊ダイヤモンド16年10月22日号

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週刊ダイヤモンド16年10月22日号

Special Feature 年退職したら、退職金と公的年金でのんびり過ごす。そんな時代はもはや終わりを告げた。今、老後生活の2本柱が大きく揺らいでいる。 企業から支払われる退職金はこの10年で約500万円減少した。退職金を年金の形で受け取る企業年金も運用利率が大幅に低下して、うまみはすっかり減ってしまった。 そもそも退職金を支給している企業はまだましな方で、制度自体を廃止するところが続出、最新の調査では、この半世紀で初めて退職金制度を導入している企業の割合が80%を割り込み、4社に1社が退職金制度なしの企業になってしまった。 日本の退職金制度は大きな転換期に直面しているが、年金制度もまた、状況は悪化の一途をたどっている。持続性が問題で日本の年金制度は世界ワースト2 海外の年金制度と比べると危機にひんしているのが一目瞭然だ。 このほど明らかとなった、人事コンサルティングの世界大手、マーサーがまとめた最新の「グローバル年金指数ランキング」におい定あなたの退職金・年金が危ない 急増!上場企業の年金債務(退職給付債務)と積み立て不足の金額4分の1が制度なし! 企業の退職金制度の導入率2008年13年16.1%24.5%75.5%83.9%運用利率が低下企業年金の利率をめぐる動き2011年度で制度廃止止まらない退職金額の減少定年退職金(大卒)の平均額の推移年金資産67.9兆円適格退職年金確定給付年金などに移行運用利率5.5%を約束2.5%前後に低下積み立て不足25.6兆円Prologue*野村證券の資料を基に本誌編集部作成。2016年3月末時点出所:厚生労働省「就労条件総合調査」*大卒総合職 出所:厚生労働省「就労条件総合調査」なし退職金制度あり去過最悪史上最低10 年で5005005 減万円!1010101010101010101010101 1010101010100 0101001 1 50505050505050050500505050500500505050005000050505050050000000000000000000000000000000000000000000000000000後も3 %前下!低3%3%%急- =1,0001,5002,0002,5003,000(万円)2003年 2008年 2013年2,7792,3291,7952,6702,0691,7932,2901,7691,250あなたは、退職金を幾らもらえるか知っていますか? 年金を幾らもらえるか知っていますか? 老後生活を支えるはずの退職金と公的年金は今転換期にあり、その金額はいつの間にか激減しているかもしれない。1000人以上300~999人100~299人企業の従業員数週刊ダイヤモンド 2016/10/22 30