ブックタイトル週刊ダイヤモンド16年10月29日号

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概要

週刊ダイヤモンド16年10月29日号

Special Feature 暑が厳しい9月26日午前8時半、東京都墨田区。住宅街の一角に2台の4㌧トラックが横付けされ、青い服を着た男たちが、青いボックスを次々と運び出していった。 ここは開店を8日後に控えたコンビニエンスストア、ローソン墨田三丁目店である。 店内にうずたかく積まれていくボックスの中身は、飲料やカップ麺といった定番から日用雑貨まで、コンビニを支える約3000種類の商品。中で待ち構える十数人のスタッフは、真っさらな棚に貼り付けられた指示書を基に、手際よく商品を陳列していく。 おにぎりなど消費期限の短いものを除く商品がこの日搬入され、あっという間に〝いつものコンビニ〟の店内に変貌していった。 小売業の〝勝ち組〟であるコンビニの勢いはとどまるところを知らない。5万店を超え、市場規模は10 兆円を突破。いまや1日当たり11店ペースで新店がオープンし続けており、3強の競争は激化の一途をたどる。「高齢者が多い住宅地で、ここは〝買い物不便地帯〟なんです」 江東・墨田エリアの出店を担当するローソンの大塚力也リクルートフィールドカウンセラーは、墨Prologueコンビニエンスストアは年間約4000店が新たに開店している。その過程には、仮説と検証を繰り返し凝縮されたノウハウが詰まっている。ローソンの新店オープンに密着した。コンビニができるまで新店オープンに密着!オープン8日前には空っぽだった売り場の棚(右)。それでも、オープン当日には完璧な売り場が完成している(下)10月4日9月26日週刊ダイヤモンド 2016/10/29 28Photo by Hiroyuki Oya残