ブックタイトル週刊ダイヤモンド16年11月19日号

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週刊ダイヤモンド16年11月19日号

Special Feature 應義塾大学卒の銀行人事担当者はある晩、気になる場面に出くわした。会社近くの飲み屋に入ったところ、東京大学、一橋大学、早稲田大学、そしてわが慶應大というバラバラの大学出身者が、行内の所属部署も異なるのに、それはもう親しげに、楽しげに、語らい合っていたのである。 彼らに共通するのは、いずれも今後もっと出世するだろう〝有望株〟であるということ。それだけに何でつながっているのか、社内で何らかの勢力や一派があるのか、人事という立場からも気になった。 耳を澄まして聞き入ると、「赤」だの「黄」だのと、色を言い合っている。どうやら学生時代の運動会に関する話のようだ。 調べてみると、全員が都内にある中高一貫校、開成高校の卒業生だった。 全て生徒の手によって運営される運動会は開成の一大行事。新入生は入学して早々、先輩から徹底的な指導を受け、高校3年生は責任の重い役割を担い、「開成生の魂はここにある」と熱弁する卒業生は多い。 初めて会う同窓生と自己紹介し合うときは、「卒業年次」の次に「運動会のチーム色」、そして「高最強の高校はどこかPrologue日比谷 1967年まで合格者トップ開成 1982年以降35年間連続トップ混戦の3校1983年設立の渋幕が台頭日比谷44年ぶり50人超え栄枯盛衰の名門校主要6高校別東大合格者数推移(60年間)11/19号 P28 イラストレーターCS5 オーバープリント済み 岩崎*1969年は大学紛争のため入試なし。大学通信と『東大合格高校盛衰史 60年間のランキングを分析する』(小林哲夫著)のデータを基に本誌編集部作成1956年 60 65 70 75 80 85 90 95 2000 05 10 15050100150200(人)開成筑波大付駒場灘麻布渋谷教育学園幕張日比谷慶週刊ダイヤモンド 2016/11/19 28PIXTA