ブックタイトル週刊ダイヤモンド17年4月8日号

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週刊ダイヤモンド17年4月8日号

0 2 4 6 8 10 12 14 16 18残業時間ゼロ10時間未満10時間以上20時間未満20時間以上30時間未満30時間以上40時間未満40時間以上50時間未満50時間以上60時間未満60時間以上70時間未満70時間以上80時間未満80時間以上90時間未満90時間以上100時間未満100時間以上0 20 40 60 80 10017.4 53.9% 6.2% 22.4% %分からない・その他減った 増えた ほぼ同じ11.3%13.5%16.4%16.2%13.8%10.2%6.1%3.2%3.2%1.8%0.9%3.3%4.6%12.7%44.0%分からない年収は増えた変わらない年収も減った8.9%11.7%27.5%分からない・その他実施されていない現在検討中実施されている5.3%43.0%38.6%分からない仕事は増えた変わらない仕事も減った38.7%51.9%13.1%企業の残業ゼロ対策は遅れ気味残業時間の変化残業が減って年収はどうなったか?残業が減って仕事量はどうなったか?残業が減ったのは2割程度1カ月の残業時間の実態残業ゼロが11%、100時間以上は3%c123RF「ビジネスパーソン3300人給料アンケート」調査の概要ビジネスパーソンの給料実態を捉えるため、2017年3月に「週刊ダイヤモンド」の読者とビズリーチへの登録者を対象に2016年の実態についてアンケートを実施。合計3366人から回答を得た。平均年収は834万円。男女比は87:13。残業時間が2015年と比べて残業ゼロ施策の実施度合い半数以上が何もしていない!残業が減って仕事が増えた人も残業減の影響は大きい月60時間以上の人が12% 特集給料の秘密 昨年来、長時間労働の是正が声高に叫ばれているが、実際に残業時間が2015年と比べて減った人は22%にすぎない(上図参照)。企業の残業ゼロ対策は遅れ気味で、半数以上が何の対策も講じていない。その結果、残業時間が月60時間以上の人が12%もおり、100時間以上も3%に上る。「残業は上司である支社長への事前申請が必要だが、(残業時間を抑制したい)上司の裁量に委ねられているため申請しにくい。実際には月100時間はやっている」(中堅コンサルティング会社社員) 上図で示したように、残業が減っても仕事は増えていると答えた人が13%もいる。政府の掛け声で見掛け上の残業時間が減っても、持ち帰りの仕事やサービス残業が増えている企業もあるのだ。 見掛け上の残業時間減で給料も減少する一方、仕事量は増えているのだとすれば、政府の「働き方改革」は本末転倒であり、逆回転していることになる。 次ページからは、「ビジネスパーソン3300人給料アンケート」で判明した80社の給料実態を一挙に掲載した。気になる企業の給料と自分の給料とを比べてみてほしい。他人の給料を見てどう思うかは、あなた次第だ。31 週刊ダイヤモンド 2017/04/08