ブックタイトル週刊ダイヤモンド17年6月3日号

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概要

週刊ダイヤモンド17年6月3日号

株政治家・政府関係者上場廃止★保有株式★東芝メディカルシステムズ売却額:6655億円売却先:キヤノン★東芝ライフスタイル売却額:514億円売却先:美的集団コネ社の株式売却額:1180億円トプコン社の株式売却額:491億円東芝機械の株式売却額:153億円決算延期債務超過大手監査法人大手銀行東京証券取引所政府系ファンド大物社外取締役東芝を翻弄するエリートたち資産切り売りで転落した新生東芝三流の東芝P32Part1TOSHIBA症候群P48Part2技術流出には断固反対!再建支援より怪しい決算は 債権保全!絶対認めない上場廃止の引き金は引きたくない存在感を発揮できないかも情報が入ってこない……Leontura/gettyimagesdoodlemachine/gettyimagesSpecial Feature 流」を捨てて「三流」として生きる──。それが落ちた名門の選んだ道といえる。 不正会計、巨額損失、債務超過、決算延期、そして上場廃止へのカウントダウン。次々と迫り来る資本の激流にのまれた東芝は、自らの生存を維持するために主力事業や優良資産を切り売りし、いまや「三流」に転落してしまった。 東芝の混乱を助長しているのが、大手銀行や大手監査法人、国会議員など「東芝シンドローム」を発症したエリートたちだ。彼らが東芝をめぐって動けば動くほど、東芝の混乱に拍車が掛かる。何とも厄介な症候群である。 そして「新生東芝」とは名ばかりの「三流東芝」は今、生き残りの絶対条件として、ただ一つ残された「一流」の半導体事業をも売却しなければならなくなった。 皮肉にもこのドル箱事業には、世界中の大物経営者が食指を動かしており、争奪戦の様相を呈している。 台湾のチンギスハンことEMS世界最大手、鴻海精密工業のテリー・ゴウ会長や米国のリストラ屋、半導体世界大手ウエスタンデジタルのスティーブ・ミリガンCEOらが水面下でつばぜり合いを繰り「一週刊ダイヤモンド 2017/06/03 30