ブックタイトル週刊ダイヤモンド17年7月1日号

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週刊ダイヤモンド17年7月1日号

■5時間以上6時間未満■7時間以上8時間未満■9時間以上■5時間未満■6時間以上7時間未満■8時間以上9時間未満6時間未満の割合が増加し続けている020406080100(%)2005年 06 07 08 09 10 11 14 15出所:厚生労働省「平成27年国民健康・栄養調査」(2012年、13年は調査未実施)出所:OECD Society at a Glance 2009Illustration by Yuuki Naraフランス米国スペインニュージーランドトルコオーストラリアカナダポーランドフィンランドベルギー英国メキシコイタリアドイツスウェーデンノルウェー日本韓国530514 518 509 512 512 513 505 507 508 501 503 498492483 486469 4700460470480490500510520530(分)Prologue日本は2番目に睡眠時間が短い平均睡眠時間の国際比較4割弱が6時間未満の睡眠平均睡眠時間の推移大国・日本の惨状Special Feature ジネスパーソンの3人に1人が不眠──。驚くべき数字だが、これが日本の現状だ。 夜寝付きが悪い、夜中に何度も目が覚める、早朝に目が覚めるといった不眠は、もはや日本人の国民病といっても過言ではない。 国際的に見ても、「不眠大国」日本は際立っている。上図で示したように、経済協力開発機構(OECD)が2009年に世界18カ国を対象に行った調査によれば、日本の平均睡眠時間は7時間50分と、韓国と並んで最短水準にある。最も睡眠時間が長いフランスと比べると1時間も短いのだ。 さらに、日本人の平均睡眠時間は年々短くなっている。厚生労働省の調査を見ると、睡眠時間が6時間未満の人の割合は、07年以降増え続けており、15年には約4割に上っている(上図参照)。 年代別に見ると、40代の男性で6時間未満の割合が半分近い(左ページ図参照)。 日本人の睡眠時間の短さは、長時間労働と無関係ではない。厚生労働省「過労死等防止対策白書」によれば、日本の労働者の所定外労働時間は09年以降増加し続けている。また、週60時間以上働いている人の割合を年代別に見ると、ビ週刊ダイヤモンド 2017/07/01 30