ブックタイトル週刊ダイヤモンド17年12月9日号

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週刊ダイヤモンド17年12月9日号

た煮感が魅力なのが、熱海だ。 熱海の街は法人団体客需要の減少によって停滞していたが、ここにきてV字回復しつつある。 その原動力となっているのが、前述の再生事業者を含めたいろいろな種類の旅館・ホテルたちだ。また、宿泊施設だけでなく、街に出れば熱海市役所オススメのキャバクラが立ち並ぶなど、独特の匂いを放っている(32㌻参照)。 さて、箱根、熱海に比べ、やや振るわないのが奥座敷3兄弟の末っ子ともいえる鬼怒川と、隣接する川治のエリアだ。 ここにも魅力的な宿があるものの、街の活気が箱根、熱海に比べると乏しい。もちろん、わびしさに魅力を感じる温泉ファンもいるので、受け止め方は人それぞれだが、鬼怒川で目立つのは和のわびしさよりも、コンクリート製のビルだ(42㌻参照)。 他にも、湯河原は箱根と熱海に挟まれるという微妙な立地ながらも、「癒やし」を武器に差別化を図ろうとしている(52㌻参照)し、秩父は手軽な週末リゾートとして西武鉄道主導でのし上がろうとしている(50㌻参照)。 キャラの違いを知れば、温泉がさらに楽しくなるはず。各地の〝今〟を歩いて取材した。31 週刊ダイヤモンド 2017/12/09Illustration by Yuuki Nara西武主導で下克上狙う?52㌻へ西武鉄道レッドアロー号小田急電鉄ロマンスカーJR東海東海道新幹線入湯税収入額 全国1位?44㌻へ温泉地の王者の風格他も羨む好条件の立地東京から至近な上に狭いエリアに観光地が集積。常に人気温泉地の上位で高級路線をひた走る入湯税収入額 全国3位?32㌻へ宿泊者300万人超えV字回復達成中!法人団体客需要が激減して一時は凋落したが、新参者が盛り上げ、土日は芋を洗うような活況に箱根と熱海の陰から「癒やし」で復活?50㌻へ