ブックタイトル週刊ダイヤモンド18年3月10日号

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週刊ダイヤモンド18年3月10日号

特集 人生を再選択する「副業」 先述したように、企業は副業容認に消極的だが、「今後は容認する企業が増えるだろう」と萩原主任研究員は言う。優秀な人材ほどさ部に切り出せる仕事を抱え込んでいる。そうした仕事を外に開放しないと、副業の選択肢は広がらない」(萩原主任研究員)。まざまな副業で視野を広げスキルを磨こうとする。副業を禁止したままでは、そうした人材を確保することが難しくなるからだ。 今後、企業のスタンスがポジティブに変わっていくのか。それが、副業が広がるかどうかの鍵を握っている。高いスキルがあれば本業も副業も高収入を得られる もう一度4万8000人の副業実態を見てみよう。 正社員も非正規社員も副業の年収は20万円未満の人が多い。興味深いのは、本業の年収が高い人ほど副業の年収も高いこと。例えば正社員で年収500万円以上では、副業の年収が100万円以上の人が2割近くもおり、平均年収は51・3万円となっている。 これは、本業の年収が高いほど、本業と副業の仕事内容が同じである割合が高いことと関係している。つまり、高いスキルを持つが故に本業の年収が高い人が、副業でもそのスキルを生かして高収入を得ているのだ。 次ページ以降、あらためて副業にはどんな選択肢があるのかをまとめた。ぜひ参考にしてほしい。牧子主任研究員は、副業の市場がまだ整っていないことが背景にあるとみている。「企業がフルタイムで働く正社員のために、本当は外ビジネスパーソンの副業実態出所:リクルートワークス研究所「全国就業実態パネル調査2017」03/10号P033 図版サイズ W:152.25×H:189.25イラストレーターCS5100 80 60 40 20 0 0 20 40 60 80 100(%)0 20 40 60 80 100100万円未満100万~200万円未満200万~300万円未満300万円以上200万円未満200万~300万円未満300万~500万円未満500万円以上(%)0 5 10 15 20 25Q 昨年1年間に、副業をしたかQ どんな副業をしているか正社員非正規社員正社員非正規社員正社員で副業をしているのは1割程度正社員・非正規社員の年収別の副業収入副業の年収は20万円未満の人が多い本業と同じ業種の仕事をしている人が多い(%)全体65歳以上55~64歳45~54歳35~44歳25~34歳15~24歳はいはいいいえいいえアンケートの回答本業と同じ内容の仕事飲食店・小売店のスタッフ事務・受付・コールスタッフドライバー・配達作業員講演・執筆活動試験監督・採点の手伝い小物類の製造・販売介護・看護スタッフ育児スタッフその他100万円以上20万~50万円未満 50万~100万円未満20万円未満副業の本業の年収 平均年収52.7万円49.3万円38.2万円23.7万円51.3万円36.9万円33.6万円29.9万円33 週刊ダイヤモンド 2018/03/10