ブックタイトル週刊ダイヤモンド18年3月17日号

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週刊ダイヤモンド18年3月17日号

特集がん医療の表と裏いかもしれない。粒子線治療は医療機関側の関心が薄かったり、詳しく知った上で支持していなかったりすることもあろう。 また、新たに保険適用となるロボット支援手術では、医療機関間で実績の差が大きい。そうした情報収集も行う必要がある。 保険適用外の治療はさらに注意深く判断したい。免疫療法では高額な治療を行うクリニックが乱立。その治療費は全額自己負担である。 医療費の自己負担分は、保険診療、先進医療、自由診療の三つでそれぞれ異なる。保険診療は自己負担3割(現役世代)。先進医療はまだ保険適用に至らない評価中の先進的技術。検査や入院など保険診療部分は保険が適用され、先進医療部分は全額自己負担となる。 自由診療は全額自己負担。悪く言えば無法地帯で、がんが進行して治療の選択肢がなくなった患者に付け込んで荒稼ぎするクリニックもある。新たな治療法を探したければ、がん遺伝子の異常を網羅的に調べる最新の検査を知ってほしい。この検査の一つは今夏以降、先進医療になる予定だ。 がん医療の何が変わり、裏にどんな問題があるのか。納得いく治療へとたどり着く道標にすべく、本特集で表と裏を明らかにする。がんゲノム医療が身近に?網羅的がん遺伝子検査の現在の自己負担額最先端のセレブがん検査が今年以降続々と先端医療に!??診療の種類で自己負担が変わる患者の自己負担の仕組み肺がん、胃がんにも適応拡大オプジーボの主な開発状況3/17号 P32~33 イラストレーターCS5 オーバープリント済み 岩崎*健康保険で自己負担3割のケース保険診療先進医療自由診療保険適用の診療公的保険負担(7割)自己負担(3割)公的健康保険が適用される診療保険適用の診療公的保険負担(7割)自己負担(3割)保険適用外の先進医療自己負担(10割)保険適用外の自由診療自己負担(10割)保険適用の診療自己負担(10割)保険適用外の医療のうち、国が保険診療との併用を認めたもの。通常の診察などは保険が適用される保険適用外の診療。保険診療分も全額自己負担になるオンコプライム80万~100万円超北海道大学病院千葉大学病院東京医科歯科大学医学部病院京都大学病院岡山大学病院東北大学病院順天堂大学順天堂医院横浜市立大学病院慶應義塾大学病院悪性黒色腫非小細胞肺がん腎細胞がん頭頸部がんホジキンリンパ腫胃がん肝細胞がん尿路上皮がん悪性胸膜中皮腫食道がん膠芽腫小細胞肺がん多発性骨髄腫卵巣がん大腸がん中枢神経系原発リンパ腫/精巣原発リンパ腫びまん性大細胞型B細胞リンパ腫濾胞性リンパ腫子宮頸がん、子宮体がん、軟部肉腫前立腺がんウイルス陽性・陰性固形がん乳がん(トリプルネガティブ)/膵臓がん胆道がん慢性骨髄性白血病承認承認承認承認承認P3/承認P3/承認承認P3P3P3P3P3P1/P2P2/承認P2P2P2―P2P1/P2P1/P2―P1承認承認承認承認承認承認P3P3申請P3P3P3P2P3―P2――P2―P1/P2―P1―開発段階海外国内適応対象MSK-IMPACT60万弱~70万円プレシジョン検査70万~80万円*P1~3とは、安全性や効果を調べる臨床第1~3相試験。脱落しなければ「P1→2→3→申請→承認」と進む。小野薬品工業の発表資料を基に本誌編集部作成遺伝子検査Part4(P68~)薬・免疫療法Part3(P58~)33 週刊ダイヤモンド 2018/03/17公的保険が一気に拡大! Prologue