ブックタイトル週刊ダイヤモンド18年7月14日号

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週刊ダイヤモンド18年7月14日号

定年後も稼ぐ!働き方い職を探すのは容易ではない。 そして三つ目が75歳の壁だ。後期高齢者に区分されるこの年齢に達すると、体力や健康面での衰えが顕著になる。長時間の仕事や肉体を酷使する仕事は難しい。 では、どうすれば定年後もずっと働き続けることができるのか。 一つだけ確かなのは、多くの人にとって70歳や80歳までずっと同じ場所で働くことは不可能だということ。それ故に、現在の第1のキャリアに続く第2、第3のキャリアを考えておく必要がある。 次ページ以降、第2、第3の選択肢としてどんな働き方があるのか、定年後も働くために、今からどんな準備をしておけばいいのかを見ていこう。月商は2500万円から4000万円に跳ね上がった。「忙しくなって従業員も喜んでいるし、新しく若い人が入ってきてくれている。うれしいもんですよ」と岡さんは笑う。シニアが直面する定年前後の三つの壁どう乗り切るか 岡さんは会社を買収して経営者になるという形で、76歳を過ぎた今も現役で働き続ける道を選んだ。これは非常にうまくいった事例の一つだろう。 多くの人は、定年後もずっと働き続けようとすると、さまざまな困難に直面する。下図で示した「三つの壁」だ。 一つ目は55歳の壁。多くの企業ではこの前後で役職定年が設定されている。管理職のリーダーとして責任ある仕事を任されてきたのに、突如その任を解かれてしまい、モチベーションが大きく低下する。そんな状態で定年までの数年を無為に過ごしてしまうと、定年後のキャリアが描けなくなる。 二つ目は、定年後再雇用が終了する65歳の壁。後述するように、5年間再雇用というぬるま湯に漬かってしまった後、65歳から新し定年前後に直面する三つの壁75歳の壁65歳の壁55歳の壁体力・健康面の衰え定年後再雇用が終了役職定年となりモチベーションが低下29 週刊ダイヤモンド 2018/07/14Photo by Ryuichi Mine?錦平野を買収した岡亘さん。?四条通の裏手にある錦市場は観光客でにぎわう。?大丸京都店の錦平野の店舗では、岡さんのアイデアで、工場から出来たてのだし巻き卵を1日4回運んで湯気が立つまま販売し、売り上げは1.5倍に。?レストランのメニューは英語、中国語に対応。?店頭で販売するだし巻きベーコンバーガーは食べ歩きの客に人気