ブックタイトル週刊ダイヤモンド18年7月28日号

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概要

週刊ダイヤモンド18年7月28日号

特集さらば旧型金融エリート活人気ランキングの上位から転げ落ちてしまったのだ。 ただ、こうした事象は、銀行業界で現在進行形のパラダイムシフトにおける氷山の一角でしかない。 ずっと前から国際舞台で真剣勝負を繰り広げてきた自動車や電機などの他業界は、とっくの昔に大リストラを経験し、生き残りを懸けた変革に何度も挑んでいる。 一方、規制業種として規制に縛られると同時に守られてもきた銀行業界は、他業界と比べて事業を存続できなくなるリスクが段違いに低く、変わらないままでも生き残ることができた。 ところが、前述した業界の構造転換の中で、銀行も存亡の機が迫っていることを自覚。若手から中堅やベテラン、さらには支店長や銀行の役員、頭取に至るまで、銀行というピラミッド型組織のあらゆる層において、遅ればせながら変革が起き始めている。 その変革は、新しい時代が求める「新型金融エリート」と、時代に取り残される「旧型金融エリート」を同時に生み出すという、残酷なコントラストを描いている。 そこでこの特集では、上図のような、金融業界で本格化している5パターンの「新旧交代」をご覧に入れよう。デジタル手数料商売紙・アナログ金利商売書類や印鑑など紙の文化が根強い銀行だが、ITによって業務をデジタル化し、3メガバンクで3.2万人分の業務量を削減すると打ち出した。ITに代替される仕事しかできなければ未来は暗く、ITを使いこなす側に回らなければ生き残れない。預金を企業や個人に貸し出して利ざやを稼ぐという伝統的な銀行の金利商売は、超低金利環境が続いて崩壊。銀行の花形だった法人営業担当者の立場も揺らぐ。手数料商売にシフトできなくては生き残れない。文系・画一 理系・多様 就職活動生など事務担当者法人営業担当者などパート1(P32~)3(P50~)パート1(P32~)3(P50~)パート1(P32~)3(P50~)頭が良くて協調性も高いが、創造性や変革志向に欠ける。銀行員を目指す就活生は、入行前からそんな世間の銀行員像と合致していた。変革期を迎えた銀行はこれに危機感を覚え、今までとは違った理系分野や海外からの人材獲得をもくろむ。交代劇を演じるのは誰か?交代劇を演じるのは誰か?交代劇を演じるのは誰か?どこで登場する?どこで登場する?どこで登場する?旧旧新新旧新31 週刊ダイヤモンド 2018/07/28