ブックタイトル週刊ダイヤモンド18年9月8日号

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週刊ダイヤモンド18年9月8日号

Special Feature ルガ銀行の不正融資は1兆円規模になるのか──。今年2月、スマートデイズ(旧スマートライフ、以下SD)が運営する、投資用シェアハウス「かぼちゃの馬車」への融資をめぐり問題が起こった。 左ページ表の通り、SDは不動産販売会社やスルガ銀と協力し、物件を一括で借り上げる「サブリース」という家賃保証によってオーナーの利益保全をうたいシェアハウスを販売、急速にシェアを伸ばした。ところが昨年10月、保証額の減額を突如通知したため、寝耳に水のオーナーたちは大混乱に陥った。その後の調べで、オーナーの金融資産や契約書類などを改ざんした疑いが次々に浮上した。 入居率(レントロール)の虚偽なども明らかとなり、経営不振のため破産状態に陥ったオーナーが続出。被害総額は2000億円規模となり、「スルガスキーム」として大きな社会問題となった。 今年5月、スルガ銀の米山明広社長が謝罪する事態となり、外部の弁護士で構成される第三者委員会が全容の解明を急いでいる(調査報告書は8月末に発表予定で、本稿執筆の時点では未発表)。 そして8月下旬、創業家出身として約30年間にわたりトップに君スKosuke OnedaK.O.Part1週刊ダイヤモンド 2018/09/08 30kyodonews kyodonewsスルガスキーム破綻の全貌「かぼちゃの馬車」を運営するスマートデイズの経営破綻に端を発するシェアハウス問題。その背後には、複数の利害関係者が絡んでいた。投資家を食い物にした構図の全貌を明らかにしよう。レントロールの偽造金融資産の偽造