ブックタイトル週刊ダイヤモンド18年11月24日号

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週刊ダイヤモンド18年11月24日号

 ヨタ自動車が、フルスロットルで反転攻勢を仕掛けている。狙うのは、世界最大の中国市場だ。 トヨタは2021年に中国での生産能力を170万台へ引き上げる計画だ。あるサプライヤーによれば、「20年代の早期に200万台へ、グループ内でコミットされているわけではないが300万台という構想まである」と打ち明ける。 そして、業界では、トヨタの次の幹部人事にも注目が集まっている。「来年1月付の役員人事で中国を強化する布陣を組むのでは」(トヨタ関係者)とみられているからだ。ある中国駐在員によれば、「これまでトヨタは、ホンダや日産自動車に比べて、中国人材にエース級を投入してこなかった」。トヨタ社内を鼓舞するためにも、反転攻勢の体制固めへ動くことは十分に考えられる。 それぐらい、トヨタの中国でのプロジェクトはめじろ押しだ。すでに、20年までに10車種の電動車を中国市場へ投入する計画を発表している。水面下では、燃料電池車(FCV)の政府機関との共同開発、吉利汽車とのハイブリッド車(HV)の共同開発、電気自動車(EV)に搭載する車載電池の調達など、トヨタの全方位戦略をPrologue週刊ダイヤモンド 2018/11/24 30トヨタの中国反転攻勢米中"板挟み"苦悩の決断c123RF自由貿易から保護貿易へ11月6日の米中間選挙の結果は、議会の上下院の多数派が異なる「ねじれ」状態となった。トランプ米大統領は難しい政権運営を迫られることになり、一層、米国ファーストや保護主義を推し進めることになりそうだREUTERS/アフロPool/gettyimagesYuuki Naraト