ブックタイトル週刊ダイヤモンド18年12月1日号

ページ
4/6

このページは 週刊ダイヤモンド18年12月1日号 の電子ブックに掲載されている4ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

週刊ダイヤモンド18年12月1日号

2019年はマイホーム市場の転換点?高まる価格調整への期待感・5月に五輪選手村の販売開始・五輪前年のピークアウト説「2019年問題」とうとう始まる消費増税・10月に消費税が8%から10%へ増税中国人投資家の一斉売り説自宅への「価値観」が変わる?・1月以降、40年ぶりの民法大改正が順次施行・1月、五輪開催決定(13年9月)を受けて不動産を爆買いした中国人の売却益の税額が半額にKosuke OnedaSpecial Feature 京五輪の前後にきっと暴落するはず」──。そう力説する東京都心の賃貸マンションに住む40歳の男性会社員は、夫婦共に大手企業に勤めるいわゆるパワーカップルだ。世帯年収は1500万円超だが、それでもマンションを買えないと話す。 男性は、子供が生まれたことを契機に物件探しを始めたが、それから3年。職住近接を絶対条件に都心3区の物件を新築・中古を問わず探したが決め切れず、暴落を信じて待つことにしたという。「中古ならまだ手が届きますが、築10年以上なのに新築時よりも1?2割高く売っている。ばからしくて買う気がうせましたよ」 男性の不満は無理もない。不動産経済研究所によれば、今年上半期(1?6月)の首都圏の新築マンションの平均価格は5962万円と1991年以来の高騰で、6年連続の上昇となった。東京23区に至っては平均7059万円だ。一方、2000年に9・5万戸を超えた新築発売戸数は、16?17年、3・5万戸台まで減少した。 新築だけではなく中古も値上がり中だ。17年は70平方㍍換算で3577万円と4年連続で上昇した。成約戸数も過去最高だった16 年からさらに増加し、3・7万戸台を「東週刊ダイヤモンド 2018/12/01 28Prologue