ブックタイトル週刊ダイヤモンド18年12月1日号

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概要

週刊ダイヤモンド18年12月1日号

2,0003,0004,0005,0006,000(万円) (戸)・・・・・・・・・・20,00030,00040,00050,00060,00043,73336,37644,535 45,60256,47844,91340,44935,77235,89831,18330,347 28,87131,39736,43233,79834,77637,189 37,3294,7754,5354,7164,578 4,5404,9295,0605,518 5,4905,908 5,9623,1282,8242,965 2,9792,8632,791 2,8513,0703,4763,577 3,623価格沸騰で高まる暴落への期待難しさを増す「終の住み処」選び*新築価格と発売戸数は不動産経済研究所。2018年は上半期の平均。中古価格は東京カンテイで70㎡換算。18年の価格は6月のみ。中古成約戸数は東日本不動産流通機構新築の高騰と供給減で中古が市場の主役に2008年09 10 11 12 13 14 15 16 17 18首都圏(1都3県)の新築・中古マンションの価格と戸数の推移新築価格(左目盛)中古価格(左目盛)新築発売戸数(右目盛)中古成約戸数(右目盛)28,74444,499(6月)(1~6月)特集 一生モノの住み処選びキープ、市場の主役の座を新築から奪っている。 高騰と供給減──。実需において、その要因の一つとなっているのが、都心回帰を目指す中高年の「住み替え」需要だ。二次取得(2回目以降の住宅取得)のマンション購入者の属性や意識は、この5年で様変わりした。詳細は後述するが、住宅すごろくの上がりが、郊外の戸建てから都心や駅近のマンションに移っているのだ。 中高年の場合、今の自宅という資産の売却で高額なマンションを購入できるはずだった。だが、目下のマンション高騰で、マンション購入額から自宅(戸建て)売却額を差し引いた売却損益は、この5年で2倍超の1700万円の赤字に拡大している。その結果、「老後破産しかねない大甘な資金計画による住み替えが増えている」と、相談を受けるファイナンシャルプランナーはため息をつく。 現役世代のみならず中高年にも価格暴落の待望論が高まる中、くしくも来年は消費増税や五輪選手村の販売開始など、今後のマンション市場を占うイベントがめじろ押し(右ページ上図参照)。本当に暴落待ちの戦略は正しいのか。先行きが読めない今こそ、一生モノの住み処の選び方を学ぶべきだ。29 週刊ダイヤモンド 2018/12/01