ブックタイトル週刊ダイヤモンド18年12月15日号

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週刊ダイヤモンド18年12月15日号

Special Feature 計の針を巻き戻すこと5年。2013年11月、カルロス・ゴーン・日産自動車会長兼最高経営責任者(CEO。当時)は、2期連続となる業績見通しの下方修正を理由に、制裁人事に踏み切った。 日本人トップの志賀俊之最高執行責任者(COO。当時)を解任。代わりにナンバー2へ昇格したのが西川廣人副社長(当時。現社長兼CEO)である。この幹部人事をきっかけに、ゴーン氏による権力集中はますます進んでゆく。 それから5年。19年3月期中間決算では、営業利益2103億円(前年同期比25・4%減)となり、惨憺たる結果になった。固めに減益で見積もったはずの通期の営業利益見通し5400億円(中間期までの進捗率は38・9%)の達成が危うくなっているのだ。 まるで5年前の再来である。2期連続となる業績見通しの下方修正が現実味を帯びている。減益の元凶には、ここ数年の北米エリアでのインセンティブ(販売奨励時最悪シナリオiStock/gettyimages新事実発覚!ゴーン解任劇の動機は西川社長のクビだったポスト・ゴーンの人材枯渇統治不全日産「終わり」の始まり4つの 最 悪 シ ナ リ オ で検証カルロス・ゴーン氏の解任劇の裏には、まだ報じられていない新事実があった。日産自動車の経営陣が大きな賭けを仕掛けた真意とは。日産自動車の闇はどこまでも暗い。1Part週刊ダイヤモンド 2018/12/15 26SOPA Images/gettyimages