ブックタイトル週刊ダイヤモンド19年2月2日号

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週刊ダイヤモンド19年2月2日号

特集 サブスク革命画配信の「ネットフリックス」や音楽配信の「スポティファイ」「アップルミュージック」といったデジタルコンテンツサービスだろう。 また、ソフトウエア業界ではSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)というインターネットを介してソフトウエアを利用する方法が拡大。顧客は月額定額制などで、必要な機能だけを利用することが当たり前となっていた。  サブスクリプションはこうしたデジタルを中心に拡大してきたが今、ありとあらゆる業界に急拡大している。 左上図を見てもらいたい。自動車や家電などの製造業に加えて、金融や不動産、ファッション、美容・ヘルスケアなど、ほぼ全ての業界に、サブスクリプションに取り組む企業が出始めている。三菱商事と良品計画の取り組みは、そうした流れを象徴する動きといえるだろう。産業革命以降見られなかった大転換が始まる 米国では約10年前にサブスクリプションビジネスが勃興したが、日本でもようやくその流れが加速してきた格好だ。討していくという。 純利益で業界トップに君臨する三菱商事。同社の利益をけん引するのは、金属事業や資源エネルギー事業だが、生活産業グループも上流から下流までのバリューチェーンを構築し、小売流通業界での存在感は大きい。すでに業界内でさまざまな企業と関係があり、この事業が実現すれば、横展開することも可能となる。 サブスクリプションはこれまで、動画・音楽といったメディア業界やソフトウエア業界などで普及してきた。 一般の人になじみが深いのは動 サブスクリプションの管理プラットフォーム世界最大手の米ズオラは、サブスクリプション事業を行う世界数百社の成長率を算出。「サブスクリプション・エコノミー・インデックス(SEI)」としてまとめた。 それによると、12年1月から17年9月までの間で、SEIは年率換算で17・6%の成長率をたたき出し、1株当たりの売上高で、S&P500の約8倍、米国小売業の約5倍もの伸びを見せている。  ズオラを創業したティエン・ツォCEOは「デジタルの世界でサブスクリプションエコノミーが爆発的に拡大しており、ビジネスの歴史の重要な転換点にある。これは産業革命以降、見られなかった転換だ」と強調する。 実際、私たちも普段の生活を見てみると、意外にも多くのサブスクリプションサービスに支払いをしていると気付くだろう。すでに挙げたネットフリックスやスポティファイ、自宅のパソコンで使っているマイクロソフトのワードやエクセル、ファイル共有サービスのドロップボックス……。その額は今後も増えていくだろう。 サブスクリプション革命は日本企業をどう変えていくのか。本特集で徹底解明する。あらゆる業界へ拡大するサブスクリプション経済圏2019/2/2号_1特サブスク革命P31オーバープリント済 御子柴P58金融・不動産freeeマネーフォワードP46ファッションラクサス・テクノロジーズエアークローゼットアップルアマゾンP51ライフスタイルカマルクジャパンCLASP42家電パナソニックP59美容・ヘルスケアJocy(美容室)Sparty(シャンプー)ソフトウエアマイクロソフト P36セールスフォースアドビSansanエンタメソニー P40ネットフリックススポティファイレンタル819外食・食品favy P48キリンアンドモワオイシックス・ラ・大地自動車トヨタ自動車 P38スマートドライブP35,53メディア日本経済新聞社ニューズピックスSubscriptioniStock/gettyimagesサブスクリプション・エコノミー・インデックス(SEI)とS&P500および米国小売業売上高との比較年率17.6%の驚異的な伸び2012年13 14 15 16 17*各インデックスは2012年1月1日を100とし、各年の四半期の成長率を年間成長率に指数換算した 出所:ズオラ260240220200180160140120100・・・・・・・・・SEIレベルSEIS&P500米国小売業31 週刊ダイヤモンド 2019/02/02