ブックタイトル週刊ダイヤモンド19年2月9日号

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週刊ダイヤモンド19年2月9日号

佐藤 数学・算数に関して、何といっても衝撃的だったのは1999年に出版された『分数ができない大学生』でした。そのころで「2分の1足す3分の1は?」の問いに「5分の2(正解は6分の5)」と答える大学生の割合が、全体の約17%に達していた。 それを読んで私が思い出したのは、外務省時代に研修生の教育係をしていたころ、モスクワ高等経済大学とモスクワ国立大学地理学部に研修生を送り込んだときの経験です。共に外交官試験合格者の中でもなかなか優秀な成績を収めていたんですが、成績不良で退学になってしまった。 そこで大学の教務部長に「いったい何に問題があるのか」と理由を聞きに行った。私はてっきりロシア語力の問題と思ったんですが、「そうではない。問題は別にある」と言う。 一つは数学。微分積分や行列、ベクトルなど線形代数が全然できない。だから授業に付いていけない。二つ目は、アリストテレスの昔から論理の基本となっている「同一律、矛盾律、排中律」(→左ページ解説)が分からない。だからディベートができない。そして対談本誌連載「知を磨く読書」でおなじみの佐藤優氏が、その著書を高く評価する数学者、芳沢光雄氏を招き、これからの必須教養・数学と数学教育の現状をめぐって議論を交わした。今こそ「数学」の学び直しをせよ生き残るビジネスパーソンの必須スキル週刊ダイヤモンド 2019/02/09 30Yoshihisa Wadac123RF数学は P a r t1ビジネスパーソンの必須教養である佐藤 優作家・元外務省主任分析官