ブックタイトル週刊ダイヤモンド19年3月2日号

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週刊ダイヤモンド19年3月2日号

Special Feature週刊ダイヤモンド 2019/03/02 3201 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 193日 4日 7日 8日 9日19年1月26日27日28日31日 2日2018年12月24日21,50022,00022,50023,00023,50024,000(ドル)リーマンショックアップルショック2週間 !?「次の危機」 類の歴史を大きく変えた三つのリンゴがある。一つは、アダムとイブが食べた禁断の果実(知恵の木の実)とされるリンゴだ。これを、二人がエデンの園から追われる原因となった人類の原罪とするキリスト教の広がりは、人類史の転換点といえる。 次の一つは、英国の物理学者であるアイザック・ニュートンのリンゴ。創作だという説もあるが、木から落ちるリンゴを見て万有引力の法則を発見した、というエピソードは有名だ。科学の発展を通した人類への貢献は色あせない。 最後の一つは、かつてロゴマークにリンゴの木の下で本を読むニュートンをあしらっていた米IT企業の巨人、その名もアップルだ。今では多くの人のポケットに入っているスマートフォンを〝発明〟。人類の生き方を変えたといっても過言ではない。 年初、三つ目のリンゴの〝落下〟がきっかけとなって、右肩上がりを続けてきた株式市場がついに〝エデンの園〟から追われることになったのではないか、と世界中が身構える出来事が起きた。いわゆる「アップルショック」だ。 1月2日に業績を下方修正すると、翌日に米株価指数のダウ工業株30種平均は2万2686㌦と660㌦急落(下右図参照)。世界が一時パニックに陥った。 昨年から市場の不安材料には事欠かなかった。世界の2大経済大国である米国と中国による経済戦争。混迷を極める英国の欧州連合(EU)離脱交渉。そして、米国の中央銀行である連邦準備制度理事会(FRB)が、景気の過熱を防ぐために、昨年中4回実施した政策金利の引き上げなどだ。 どれも相場には悪材料だったが、崩壊の決定打にはならなかった。ただ、漠然とした不安は募り、昨年末にかけてダウがジリジリと下落を続けていた。そんな中でのア人